競り合い押し合い騙し愛
減らず口を塞いでしまえ
溺愛からの偏愛に
許しを乞う罪人の気分だ
ふたりで狂いましょう
君が悦ぶことならなんだってしてあげる
死に絶えた春の風
赤い自転車で迎えに行くよ
好き、うそ、ほんとはね
仮初の優しさより、真実の毒を
屈折メランコリー
肌蹴た着物をまた着せて
君の指が僕を溶かしていく
二度と戻れないあの晩夏
もう愛する、盲愛する
君を水槽の中に閉じ込めて一晩中眺めてたいな
私の鋏は貴方に近づく悪者を切断するためにある
どれだけ走っても、走っても
悪性型のウイルスに感染した模様
愛し合っている確信なんてどこを探してもない
花散らす、真冬の檻
ブリキの脚でのたうち回れ
干上がって出来上がった
火遊びしたいのいけない子
貴方の内部に遊び心を入れてみよう
遊女が流し目で誘った先