紳士と呼ばれた彼が起こした初めての反逆
金魚鉢のように歪む世界で僕は今も君の名前を呼び続ける
点滅するディスプレイが、彼はもう帰ってきやしないと告げていた
悪趣味。呟いた口を塞いでやったの
真実を暴くことの難解さたるや
落ちぶれたものは過去の栄光に縋りたがる
没落貴族
高等遊民になりたがりや
太宰を読み耽りながらお前は「嗚呼まだ死ねぬのか」と嘯いた
先生がお手本を見せてあげる
君はまだ未成年だろう!
いい加減にしないと嫌いになるぞ(どうせできやしないくせに、と君は不適に笑った)
自由恋愛の楔
加速する鼓動の熱量
砂糖菓子+素敵×夢÷2≠君
その舐めきった態度が気に入らぬ
俺が調教してやるよ
せいぜい良い声で鳴け
なんてね
回転木馬と子羊のパレード
大胆不敵に強奪宣言
俺の花嫁を帰してもらいにきたんだ
鵜の目鷹の目あなたを追って
君に溺れた後遺症
恋に堕ちる法則