焦燥する情操




満ち足りぬ日々の中、貴方だけが輝いていた

腐り剥がれていけ

亡霊みたいな記憶が僕を閉ざす

浮遊する君

粘膜が渇望する

ありふれた言葉でもいいから伝えて

亡き友に告げる

頭ん中ぱっぱらぱー

遊園地で再会しよう

疑えるほど強くできていない

口惜しや

とうとう破裂してしまった

いくら知ってもまだ足りぬ

愛ばかり口にしてたら馬鹿になっちゃった

駆け引きなんて面倒くさい

歯茎が震えた

陶酔を循環させるのさ

泣きやまない現実に吐いては涙した

掴まれた腕は酷く喘いで

この世の汚さを知らぬものこそが最も美しい創造をする

瞼に小さな証を残して

見失った誰かの背中

この世で最も綺麗で最も醜い部分

張り裂けそうだよ

いとおしい、それだけだ

正当な言い分




←戻る

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -