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次から次へと





『白蘭さんー報告です
任務終わらせました〜。
あ〜つかれた』



「お、早いじゃない名前チャン。
お疲れさま♪」

くるりとこちらを振り返った白蘭さんは笑顔で言う。

といっても私隊長だし全部、部下達にやらせたんだけどね。つまり傍観してるのに疲れたってわけよ





報告を終えた私は暇つぶしでもしようと、アジトを出て彷徨していた。

(そういえばお腹すいたなー)
そう思ったから適当に空腹を満たせる店に行くことにした。





『いっただきまーす』






────────────



アジトに戻ってきた名前だったが通りすぎる際、部下達は変なものを見るように名前を見ていた。
そしてヒソヒソと話し始める。


「お…おい、隊長どうしちまったんだ?」
「て…敵の襲撃にでも合ったのか…?いや、そんなはずないが…酔ってんだろうな」



だが…

((いつもよりおかしくなってる!!))






『はれれ…目がぐるぐ…る。ふへへ』



普段は面倒くさがりやだが、力はそこそこの見た感じクールな性格な名前だったが、今は壁に激突しながらブツブツ呟いている。──笑いながら





堪えきれなくなった部下は口を開いた。
「た…隊長!!どこか具合でも…」

『うぃー?』


「「「「…………。;」」」」
何を言ってもダメだと思った彼らは急にあることを思いついた。





「おい、チャンスじゃねえか?隊長は今までの任務どんな時も、俺達に任せて傍観しながらお菓子食ってただけだろ?ちょっとした仕返しに縛り付けて顔に落書きしてやろうぜ!!」





「し…縛り付ける!?そんで落書き?…幼稚じゃねえかそれ!まあ、面白そうだな…。でも名前隊長に後で殺されても知んねえからな、」



なんやかんやで、あっさりされるがまま(笑いながら)になっている名前を地面に寝かせ両腕を上に上げさせて縛り付けた。
『ひへ?へへ』





「な…何か今の時点で俺達がしてること、危ない方向いってねえか…?落書きだけに…」

1人がそう言いかけた時────







「本当だよ、何してくれちゃってんのさ君達。」

背後から声がしたため振り返った部下達はそこにいた人物に驚いた。






「「「「白蘭様………!!!!」」」」
((((めちゃくちゃやべえ!!!))))




立ちすくんでいる彼らに殺気を放ちながら縛られて眠っている名前の所へ行き、そのまま抱き上げた。

「びゃ…白蘭様…!これは誤解で!!」


「この娘は僕のだよ。

次はないと思ってね」


彼らの話を無視し、その場を立ち去った





「「「「何やってんだ俺達はー!!死ぬかと思ったぜ… 」」」」






──────────



『あれー…何やってたんだっけ私。
ん??ここって白蘭さんの…おかしいな、確か店にいたはずなのに。』




「やあ名前チャン。目覚めたかい?♪」

ギシッとベッドに腰掛けてこちらを見る白蘭さん。あれ白蘭さんの寝台かこれ。


『うわぁっすみません!記憶なくって、倒れてた所、運んでくれた…とかですかね?』


「──……。まあ…そんなところかな。」




『そっかー。ありがと…───え??』

今さらながらに気づいた。
何で…





何で腕縛られてんの!?




『あ…あの、びゃく…っ!?』


言いかけた所で名前の唇に感触があった。
一瞬何があったのか分からなかった。


(キス…?は?)


ハッと我にかえった名前はすぐに白蘭を押し返そうとしたが、何故か縛られて動かせないためどうしようもなかった。


『ふぁっ』




────ガチャ





「白蘭さん、失礼します…!?失礼しました!(SM!?)」


入ってきたのは入江正一だった。
(正ちゃん助けていけよ!!)

でもそれと同時に手首を解いてくれた。




『あ…あの白蘭さん、これはいったい』


「手首縛り付けたのは僕じゃないからね?」

『はい!?(じゃあ早く解いてよ!)』




「君達の部下だよ、まあーそのままにしといた方が君の反応おもしろそうだったしね♪」




『はあああ!?



え、じゃあ…キスは何で?』






「(鈍いなあ)」

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