スパイ狩り
いつものように白蘭に部隊の状況を報告しに行く所。
『ふう…』
どうやら目的地についたようだ
『やっほー白蘭ー!』
いつものように《マシマロ》を食べながら笑顔で出迎えてくれる。
「♪やあ。今日も元気だね君は」
とりあえず報告も終わり、話しをする。
「そうそう。このアジトの中に裏切り者がいるみたいだから、気をつけてね♪
まあ…名前チャンにはかなわないだろうけど。」
『おおっ!!いわゆるスパイですか!
へへっ面白いですねーっ
あー私そんな強くないですよー。』
照れるじゃないですか!と深刻な顔一つしずに、楽しそうに言いながらペラペラ喋る名前をみて、相変わらず微笑んでる白蘭。
『ああっ!!
白蘭ーやばい。
部隊長ミーティング行くの忘れちゃった。
わーどうしよ。11部隊長うるさいだろーな、はははっ』
「そこ…笑う所かい?
まあいいよ。僕の所に報告に来てたって言えば何とかなるんじゃない?」
『そうかなー。ま、いいや!』
「ふふっ頑張ってね♪」
『はーい!!』
そう言って部屋を出て、自室に向かう。
その途中
────バキッ!!
曲がり角で反対から、雷属性の武器が名前目掛けて、攻撃してきた。
だが素早く避けた名前だが完全には防げずに掠る。
『…っいってえー』
口の端から血を垂らして、あたった頬をさすっていると
「ふん…なんだこいつ」
(あれ?ブラックスペルだ。
誰ってこっちのセリフなんだけどな)
名前に攻撃してきたのは、ブラックスペル。3人程いる
『ああ!君達が噂のスパイかー♪
なるほどー。
どこのファミリーなの?』
笑顔で敵に問いかける
「おまえに言う筋合いはねえ。
こうやって、弱そうな奴から倒していくんだよ。1人の所をなあ!」
「ミルフィオーレにいる部隊の人数を徐々にバレないように減らすってこった。」
ペラペラと説明する男達に名前は寝そべりながら『へぇー』と言う。
「………っ!!貴様俺たちをなめてんのか!!小娘がっ!」
そう言って攻撃体制にはいる。
『わー待って待って?
今ここ出てくなら見逃してもいいよー』
「ああ?今更怖くなったのか?
はっ遅えんだよ!」
───ブンッ
『はあ…わかってないなー
面倒だから見逃そうと思ったのに。
とか言ってみたりして』
そう呟いて、軽々と攻撃を避ける。
そしてその瞬間に2人の肩から血が吹き出す
「「「!?!?」」」
ドサドサッと2が倒れた。
『あっと1人い♪』
「なっ……
わあっ…す…すまねえ!!この基地から出ていくから…許し『何言ってんの?攻撃仕掛けたのお前たちでしょ?
それこそ今更だね。
というかー逃がす気さらさらない?みたいな
こっちも、君達が言うこと聞くなんて思ってないからね。こうなること予想してたんだよ♪』
『騙してごめんね?』
───ザシュ
倒れた3人をじーっと見つめて、突然声を上げる。
『やべ!後始末どうしよう!困ったなーははっま、いいか』
「良くないよ。ちゃんと始末してくれなきゃ。ただでさえ、名前チャンが戦うとスプラッタなんだからさ」
後ろから声が聞こえたから振り向くと、そこには白蘭がいた。
『あちゃーごめんなさい。
すぐ片付けますよう。』
「とりあえずご苦労様♪」
『どうもー!!♪』
(やっぱり君は面白い。名前)
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