記憶はないけど思い出なら
記憶はないけど思い出なら
赤い糸なんて、
瞬きをするくらい自然に
黒い女神さまがいるのです
手品師の嘘
ありきたりな夢を見たいのです
零時のまぼろし
世界は白かった
渡し守には名前がありません
空を泳ぐ、
そしてまた木枯らしが吹く
窓の中の少女
月の真ん中で会えたら
君はきっととても美しかった
散ることも忘れ咲き誇るように
私の瞼に生きる貴方を
そしてマリア様は泣いてしまった
あの日も雨が降っていた
原始の頃から愛してる
この手のひらに与えられたのは、
薔薇の刺より痛い
- 1 -
[*前] | [次#]
ページ: