エラー・エラー | ナノ


▼ end/funeral

遺書





えっと、なにを書けばいいのかわからないから、話したいことから書きます。

まずは、ごめんなさい。
わたしは死にます。

理由は、生きていることに耐えきれなくなったからです。
たぶん、わたしのせいで征十郎がおかしくなっちゃったんだと思う。だから、この先わたしが生きていても悪影響しか与えることは出来ないと思う。
わたしは征十郎には幸せになってほしいから、自分が生きていることが許せません。

征十郎の手首にある傷はわたしのせいだよね。まだ浅いからしばらくしたら消えるよ。わたしがいなくなるから、もう切らないでね。征十郎が悲しいとわたしも悲しいです。征十郎は家族みたいなものだから。
好きと言ってくれて嬉しかったです。でも、それはわたしには勿体ないから、本当に好きな人ができたら、その人に言ってあげてね。

征十郎と一緒に暮らせて、わたしはとても幸せでした。





あと、黄瀬くんにも、ありがとうと伝えておいてくれると嬉しいです。
こんなわたしに愛をくれて、本当に嬉しかった。

黄瀬くんのきらきらした笑顔が大好きです。これからも、みんなに愛される人でいてね。
黄瀬くんならできると信じています。





わたしはいなくなるけど、どうか気に病まないでください。
あるべきように戻っただけだから。





今まで本当にありがとう。
今まで楽しかったです。





さようなら。







愛していました。










名前



end.
20120903

prev / next

[ back to top ]



「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -