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パンダとナマエ



「お願いおねがい!」
「オレは棘じゃないからそんな風にお願いされてもダメでーす」
「なんでよ〜!おねがい〜!今度カルパスたくさん買ってくるから……!」
「どんくらい?」
「……2000円分!」
「マジで大丈夫か?いつか絶対変な壺とか買わされるぞお前…」
「人が気遣って多めに設定したらこの様」
「いやだって……添い寝に2000円はなんか、ちょっと……」
「パンダくんサイズのぬいぐるみなんて滅多にないんだよ!?ちゃんとリアル毛だし……!絶対お昼寝したら気持ちいいと思うんだけど……!」
「つってもなぁ、オスとメスだしなぁ」
「だからお昼寝にしたんだってば……流石に夜這いは良くないと思って」
「その倫理観はあって良かったわホントにな」
「じゃあオッケー?」
「じゃあ、の使い方がおかしいだろ。オレが棘に何されるかわかんないからヤーーダ」
「お世話係に許可取ればいいんですか?」
「取りにいくな可哀想だろ棘が」
「あっじゃあ狗巻くんも一緒に寝たら良くない?3人なら良くない?」
「いや、それはそれでオレをダシにされてる感じが腹立つな」
「そういうんじゃないんだってば!真希ちゃんは臭いからヤダって言うし……乙骨くんもダメ?」
「ナチュラルにナマエ越しで真希から罵倒された……」
「乙骨くんに聞いてくるね!?ちょっと待ってて!」
「あ、待て!この大人しそうに見えて実は頑固娘!」



「というわけで特別ゲストの乙骨くんです」
「実は僕もちょっと気になってて……」
「憂太……お前……」