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伏黒と神様



「先輩のその、神様って結構古い呪いなんですよね?」
「ん?うん。たぶん……」
「そーだよ、一応ウン百年前からいるからね」
「じゃあ宿儺の現役の頃とか知ってんのかと思って、あと俺の術式に魔虚羅ってやつもいて」
「魔虚羅ァ!?お前あんなん連れてんの!?」
「いや、調伏は出来てないです」
「怖……いや俺は両方知ってるけどね、有名人だし」
「そうなの?修二と彰みたいな感じ?」
「ナマエほんとアイドル好きね、別にそのふたりはユニット組んでないよ」
「神様って強い呪いなんじゃないんですか?」
「あーいや、俺のこの力は縛り云々ありきだから、呪霊としての元々は割と雑魚なんだよね。だからたぶん宿儺は俺のことなんか知らないよ」
「そうなんすか」
「そーなんす、神様になってやっと強くなったって感じかな」
「高校デビューみたいだね」
「こっ……ナマエ……」
「ふ、……すいません、こ、高校デビュー」
「おいお前は笑うなよ」
「高校デビューでも良いと思うよ、わたしもインキャみたいなものだし……」
「何その変な方向のフォロー……あとナマエはインキャじゃないよ、かわいいから」
「基準ガバガバっすね」
「うるせえな!いいんだよ、俺の中でナマエは一軍、永久欠番!」
「それもう球団辞めてるじゃないですか」