sit in the sun | ナノ

11-1


今日は部活が無くて、久しぶりに早く家に帰ってきた。
いつも日が沈んでから帰ってたから、外がまだ明るいのがなんか嬉しい。

「どうしよっかなー何しよっかなー。」

とりあえず私服に着替えてみたけど、予定は全く無い。
このままお昼寝しようかな?
そう考えていたら、突然ドアが開いた。

「入るぜ。」

たった一言だけ言い放つと、私の返事も聞かずに部屋に入り込んできた仁。

「ちょっと、ドア開けるときはノックしてって言ってるでしょ。」
「うるせぇ。俺に指図すんじゃねぇ。」

いや、ここ私の部屋だから。
君が威張るとこじゃないから。

「で、何の用?また勝負?」
「ちげーよ。」

ゲーム機の前を通り過ぎ、私のベットに座り込む仁。
あれ、珍しいな。
てっきりまたゲームで勝負するのかと思ったのに。
そして仁はおもむろにベットの後ろの本棚をあさり、そのま漫画を読みはじめた。
どうやらこの間読んでった漫画の続きが気になったらしい。
そしてそのまま私を完全に無視し、漫画に没頭する仁。
てか仁が爆笑とか、怖いんですが・・・!ヒイッ!





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