sit in the sun | ナノ

09-1


「今日の練習は以上だ。行ってよし!」
「「「お疲れさまでした!」」」

いつの間にか現れた素敵スカーフな怪しい人・・・でなく、監督が一声かけ、マネージャー初日は終わった。
あの後も私は忙しく動き回り、へとへとになっていた。

「映、お疲れさん」
「おー侑士、お疲れさま。」
「なんや自分、偉いぐったりやな。」
「初日なのに容赦なく使われましたから、俺様に。」
「確かにな。」

もうそれはそれは素晴らしく働きましたよ!
「怪我したからって休んで良いとは言ってないぜ、あーん?きっちり働いてもらうぜ。」
って言われてね!
えぇ、わかっていますよ、こっちがほんとの跡部だってね!あの時の跡部は偽物だ!

「おい映、タオル。」
「はいどうぞ跡部様。」
「用意良いじゃねぇか。」
「どうも。」
「今日は初日のくせに良く働いたしな。」

えぇ、誰かさんの容赦ない命令のお陰でね!

「これでマネージャーの仕事終わりなら、私着替えるから。」
「あぁ、良いぜ。」

そう言って私は奥に作られたマネージャーの更衣室へと向かった。

「なんや跡部、偉いご機嫌やな。」
「うわぁ、なんか怖いC。」
「ジロー、まだ走らされたいか?」
「さ〜て早く着替えよっと!」






- 49 -

[*前] | [次#] | [戻る]
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -