sit in the sun | ナノ

08-1


「それで、テニス部のマネージャーになっちゃったと。」
「ううううー嫌だよーなっち助けてよー。」
「嫌よ。こんな面白いことないじゃない。」
「わーん!!こんのサドっ子めー!」
「うるさいわよ映。」
「ごめんなさい!」

私は教室に戻ってくると、すぐになっちに説明した。
一部始終を聞いてるときのなっちは、それはもう楽しそうに聞いていましたよ。
そんなに私が苦しむのが楽しいかね!

「楽しいわよ?」
「でーすよね!」

頼むから、それやめて!
心臓に悪いよ!

「映、気を付けてね。何かあったら、すぐ私に助けを呼ぶのよ。」
「やんなっち優しい!」
「まじめに聞きなさいよね。」
「いだだだだだ!腕もげる!」






この時は、そんなに仕事が大変なのかなーとか、軽い気持ちでしか考えてなかった。
でも私は、この後すぐになっちの言ったことが理解できた。






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