高土+銀+沖+桂+山 | ナノ




「オイ授業始まんぞ」
「……やる気起きねェ」
「起きなくても来い」
「それどころじゃねェんだよ心ここにあらずなんだよ俺ァ」
「何で」
「……」
「……。どっかで読んだけど、好きなヤツの名前叫ぶと本気出せるってよ」
「……。効くか?」
「俺は効いた。こないだやってみて」
「へェ。そういうのやるヤツだったんだな」
「悪いかよ」
「悪かねェけど」
「……」
「……」
「……」
「――。ヒジカタアァァァ!!」
「って俺かよ!? 何叫んでんだよ馬鹿か!」
「テメェが言ったんだろーが好きなヤツの名前叫べってよォ!」
「俺だとは思わねえだろまさかの俺だろ今の!!」
「こっちとしちゃ都合良かったんだよ告るために本気出すのと告ること自体がいっぺんに出来るから!」
「だからって屋上から叫ぶなやボケ! 俺だってさすがに場所考えて叫んだわ!」
「俺が悪いみてェに言うなや誘導したのはそっちだろ!」
「こういうのはちょっとした色気欲しいだろーが! あーあもう授業出る気一気に失くしたわ!」
「じゃあ叫べばいいじゃねェかよ好きなヤツの名前をよォ!」
「タカスギイィィィ!!」
「って俺かよ!? 何叫んでんだよ馬鹿か!」
「お前以外に考えられねえだろバーカ! この場合パターン的にお前な流れだろうが!」
「ならそれこそ先に言えや! 俺がやる気出した意味皆無じゃねェかよ!」
「結果的に意思の疎通出来ただろうが感謝しろバーカ!」
「あーもうやってらんねェわ帰るからなお前はどうすんだよ!?」
「一緒に行くに決まってんだろボケ飯食いに行くぞさっさと来い!」
「途中で煙草買ってくからな承知しとけよ馬鹿!」


「すいませーんおきゃくさまのなかにつっこみできるかたいらっしゃいませんかー」
「俺あんな土方さん嫌でさァ」
「俺とてあんな高杉は嫌だむしろ常に嫌だ」
「見なかった聞かなかった俺は何も見なかった……」
「逃避するなジミー。現実なんてこんなもんだよ」
「早々に恋人つなぎしてるぞあやつら」
「二人して死んでくんねーかなマジ」





* * *

あまりにくだらないのでこっちにおいてみました
×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -