「きもちがわるいね」 安藤くんが私を愛してくれないのは私の愛が足りないから。 私はそのことを知っていた。 貪欲で貪欲で貪欲な安藤くんは地球さえすっぽり入るような大きな愛の器を持っているの。 だから、常に愛に飢えていた。 だから私がもっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともーっと安藤くんをアイシテあげれは安藤くんは私を愛してくれるんだ。 今日も手紙を送ります、一日10通十日で100通、私の愛がたっぷりこもった特製のお手紙を。 今日もメールを送ります、学校の時間以外に五分おきに、安藤くんへの愛で染まった安藤くんへのためのメールを。 今日も貴方を送ります、どこへ行くにもいつも傍に、安藤くんのお気に入りの服装で安藤くんに腕を絡めて。 それでもまだまだ足りないっていうなんて、安藤くんたら気持ち悪くて堪らないって、私は笑った。 ╋╋╋ (残念ながらそれは不正解) 2012.07.10 back |