双子とPWT


「ノボリ兄さん」
「どうしました?クダリ」
「僕、確信ついたこと言っていいかな…?」
「な、なんですか…クダリ」

「バトルサブウェイ…超空いてるよね??」




やめてくださいましっ
と連呼しながら壁に頭をぶつけるノボリ兄さんを止めるのに
僕は今日1日の体力を全て使ってしまった

「あぁぁ」
項垂れる兄さんが痛ましい
だけど、僕の口からは真実しかでないんだよ?!

「確かに最近は依然にも増してわたくし達の出番が減ってます」
「スーパートレインだと滅多にないよね」
「そうでございます。わたくしも薄々感じてましたが見てみぬふりをしていました」
「サブウェイはオワコンって言われて」
「なんです?おわコンとは…?」
「終わったコンテンツ…」
「勝手に終わらさないでくださいまし」

確かに地下鉄としては大丈夫!
きちんとお客さんも乗ってて安心

ただバトルのほうが…
あぁ僕だって叫んでしまうよ寂しいよ悲しいよ
「兄さんこのままだと普通のサブウェイになっちゃうよー」
「うわぁぁぁわたくし達駅長でございますね」
今度はノボリ兄さんはソファの上のクッションにつっぷしてじたばたした

あ、兄さんちょっと可愛い…じゃなくて


「僕ね思うの」

「ポケモンワールドトーナメント」

「あ」

「あれが始まってからバトルサブウェイの人が減った気がする」
「流石ですね、クダリ。確かに乗車率が落ちだしたのはPWTが始まったあたり…」
ふむ…と頷く兄さんに
僕は自分の考えがあながち間違いでないことを感じた

「今度の車両メンテナンスの日に一度どんな感じか見に行ってみない?」
僕の提案にノボリ兄さんが頷く

「調べてみる必要が…ありますね」


駄目だよ
終わらさないから
僕と兄さんでサブウェイ盛り上げるんだから

僕は右手をぐっと握りしめ誓った

…じゃないと仕事なくなっちゃうよ


つづく



……………………………………………………
前まえから考えてた話
ネットでサブウェイはオワコンとみて
確かにBPとか考えたらPWTは魅力的



2012/ / /Web

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -