白黒


あいつは正義のヒーローなんかじゃない と
僕が周囲に訴えかけて はたして
一体何人が僕の言葉を信じてくれるのか

タミヤは正義感が強く人柄がよく明朗活発で皆から慕われている
それは学校内外問わずである


ただ一点、僕との時間だけは例外のようだ
いや、正確に言うと僕とタミヤの2人の時間だ

深く付き合うようにして解った事がある
タミヤは感情の起伏が極めて激しいこと
SEX依存気味であること
本当は裏表の激しい人間であること

要は猫を被った腹黒い人間であること
そしてフラストレーションを僕にぶつけること
そして逃避を兼ねて性欲に溺れていくこと
僕はその被害者である
しかし声を大にして叫んでも
きっと誰も信じてくれないだろう
それはタミヤの僕の前だけの姿だから


2009/12/34/Web

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -