廃墟の恋人


秘密基地にある座るだけでギシギシと音を立てる
おんぼろのソファー
男2人が腰かければ窮屈で身体の自由が効かなくなる制限されたスペース
そして秘密基地という仲間内での共有場での

”そういう行為”事態、背徳感があり興奮する


首筋に噛み付く
少しきつめに噛み付いて
真っ白な首筋に歯型を残したあとに
尖らした舌先でなぞるように舐め上げれば

ゼラの身体が震えて甘い声が漏れる
いつもは白いゼラの頬が赤みを帯びてくる

抵抗を表していた両腕も
力なく胸の中で収まっている



「ゼラ、またいやらしい顔してる」
ギシギシ音をたてるソファーの背もたれにゼラを押し倒し
きっちり首もとまでしまった制服を乱暴に剥ぎ取ってしまう


ゼラがキッと睨むような反抗的な顔で俺の顔を見てきた

そんなゼラを見ていると
俺の加虐心はさらに触発され暴走する

喉の奥で笑うとゼラの身体がびくっと震える

蛇に睨まれた蛙のように


「なぁ、ゼラ、俺の声で感じる?」
「う…るさい」


「もう反応してる」
からかうようにゆっくりと下着の上からなぞれば
ゼラの主張がよく解る



ゼラの身体に手をはわす
さらさらだった皮膚は徐々に汗ばんでいく

ゼラの身体に点在する
前のSEXの赤い跡を丁寧になぞる

首筋 鎖骨 背中 脇腹 太ももと
手をはわすたびに小さな身体はピクンと震える


2009/12/34/Web

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