レモンソーダ味2


ちょいちょいと指で俺に呼びかけるゼラ


「ん?なに」

立ち上がってゼラのほうに向きなおろうとしたら
肩を捕まれた


「ゼラ?」


ふいに唇を奪われた


「んっ」


強引にゼラの舌先が
俺の口内に侵入してくる


「…ん?」

口の中が急速に冷たくなる

レモン味

あーこいつ可愛い
気付いた思わずニヤけてしまった

ゼラがアイスを口移しで俺にくれるようだ
それに気付いて俺も舌を差し出して絡ます

口の中にレモン味が充満して幸せな気分になる
レモン味が溶けきるまで舌を絡めた


「うん、うまいなソーダも食ってみる?」

ゼラがこくんと頷く
今度は俺からゼラに口移し

口の中でレモンの香とソーダが混じって
さっき食ってたのより全然うまく感じた


「ん、、ぅん、」

夢中で舌を絡めたら
ゼラがくぐもった声を上げた
あーーなんだ
本当お前可愛いな

名残惜しいが唇を離すと
涙目のゼラと目があう


「ゼラ、可愛いすぎて俺どうにかなりそう」
「馬鹿じゃないか?君には加減というのがないのか」

「ゼラからしてきたんだろ
お前がそんないやらしい顔するから悪いんだ」


のぼせて赤くなったゼラは
SEX中のなりふり構わないゼラに少し似てて
トロン と溶けて隙だらけ

「夜になったら涼しくなるだろ?そしたら続きをしような」


「…ふん」
ゼラはまたアイスを口に運び
小さく頷いた


2009/12/34/Web

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