わるだくみ


「ノボリの変態!ばかぁ」



どれだけ非難されようと
ノボリは行為を辞めるはずない
いやいや首を振るのにピンとたった耳に
逆に性欲が煽られてしまう



「やっぱりクダリのほうが似合いますね」
昨日1日クダリのお陰でつけっぱなしになっていたチョロネコ耳は
いまはクダリの頭部についている
寧ろクダリがわたくしに耳をつけるきっかけをくれて良かった
スーパーブラボー!!
とさえノボリは思う

クダリ自身握ってしごけば
ぐちゃぐちゃと音をたてて
その音を聞きたくないとばかりに首を横にふり否定する

「口で嫌といってもね、耳がねぇ」
ほら、気持ちいいって言ってますよ
クダリの耳朶に舌を這わせて囁くと
先走りの液がつぷっとさらに溢れた



後ろをならすころになると
クダリも抵抗する気もなくなり
逆に早く早くとノボリを急かす

さぁお楽しみはここからです


「クダリ、わたくしが欲しいですか?」
「はっ…あぁっほしぃ」

「じゃあねだって下さい」
え?と首を傾げるクダリ
とろとろに溶けたクダリ自身を握ると

「ノボリ、、やだ。もうほしぃ」
おずおず口にだすクダリに口角があがる

「素直で大変結構ですね。」


貴方、いま猫なんでしょう?
発情期の猫らしく鳴いてみなさい


快楽でぼんやりとしていたクダリが固まってしまった
少し間をおいて一層赤くなる頬。
流石に恥ずかしいらしい

「…ばかぁノボリ変態」
「そんな可愛いくないこと言って」
前立腺を指で弄れば手の中のクダリが大きく主張する

「やぁ、っ、はぁ」
「ほら早く」
やだやだ首を振るクダリには思う存分の責め苦を



何度か空イキしたクダリ
正直こちらも辛い
はやくいれてぐちゃぐちゃにしてやりたいのに

「はっ、、あ、、にゃ」

やっとその気になったようで

「クダリいい子」
首筋を舌先でなぞり褒めてあげる

「にゃ…あっ」
「そう、それでいいのです」
前立腺を2本の指で軽く押さえ
「ここに欲しくないですか?」


「にゃあぁ、、欲しい」


ピンとたった耳、震える体、赤く染まる肌
可愛い鳴き声、ありがとうございます


「やっ、あ、、あぁっ」
いっきに貫けば
それだけで呆気なくクダリは達してしまった





「ノボリ変態だ」
クルマユのようにシーツにくるまり
クルマユのような目でこちらを睨むクダリ
あぁ可愛い
「貴方が寝てるわたくしに悪戯したのが悪いんです」
ぷぅっと膨らむ頬をつつくとそのまま赤くなってシーツの中に潜り込んでいった

「可愛いクダリ、、耳があってもなくても」
シーツの上から抱き締めるとおずおずと顔をだし
その様子にノボリが吹き出すとまたムスッとした顔に戻ってしまった

ノボリは枕もとに転がった耳を見つけ手に取り見つめる
「なんならわたくしも今度は耳をつけましょうかね」
そうすれば、わたくしがどれだけ貴方に
煽られて欲情するか解るでしょ

そうノボリがいうとクダリは くっと息を飲んだあと
負け惜しみのように呟く
「ノボリはチョロネコなんかじゃないね。うん、全然ちがう。ヘルガーだ」
「酷いですね」
まぁ間違いではないですけど
ノボリは拗ねた弟の機嫌の取り方をいくつか思案した


さて今度はどんな悪戯をしましょうか



2012/ / /Web

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