▼ prologue
微睡みに落つる子らよ。
均衡を破りて,王は目覚めん。
こは隠されし一節なり。
滅びゆく王により,消されし,鍵なり。
子らよ,昇れ。
天上にて我は待とう。
昇れ,昇れ,大地を貫く柱を昇れ。
我は静けさの中,待とう。
愛し子よ,微睡みの中の愛し子よ。
天上にて待とう。
そして,真に目覚めよ。
――王を,滅ぼさんがために。
―支配者による運命の書 白―
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