『浮気』 会長視点
俺がずっと狙っていた会計が、いつの間にか勝手に恋人を作っていた。
ベッドの中でも可愛い恋人なんだって、惚気るあいつに、俺はふざけるなとあいつの恋人を縊り殺したくなった。
この相手に不自由しない俺が、会計になかなか手を出せずに、大事に大事にして少しずつ仲を深め合って恋人になろうとしていたのに、チワワ風情が!
あいつはこっちの気も知らず、恋人を気持ちよくする方法とかをのん気に聞いてくる。
俺はそこで、ネコで前立腺の感じさせ方などを、あいつに教えてやった。
俺はしないが、ネコのほうがタチよりも気持ち良いってことを、あいつが気がつかないようにさりげなく、教えてやった。
すると、段々あいつもネコに興味が出てきたようで、してみたいけど、浮気が……みたいに言い出すから、指は浮気じゃねえよ、と言ってやると、パアって顔を紅潮させて、やって欲しいと強請って来た。
自分で言うのもなんだが、テクには自信があったが、あいつはもっとネコとしての才能があった。
指一本で喘ぎまくるし、それが2,3本と増えていっても、痛いと言い出すどころか、もっと喘ぎまくる。
それにともなって、恋人との惚気話はなくなっていった。
そして俺の股間が気になっているようで、いつももじもじと顔を赤くして股間を凝視している。
ネコに興味を持ったら良いくらいで、駄目もとであいつに暗示していたが、ここまで俺の意のままになるとは良い意味で驚愕だった。
だが、貞操観念が無い様であるあいつは、最後の一線を越えるのを戸惑っていて。
俺は浮気って、お前が抱いたら浮気って言うんだよな、みたいなことを言えば、そうだよね!浮気じゃないよね。って、俺のペニスを入れて欲しいって自ら強請って来た。
大きい、裂けちゃう、全部入らないっ……って、泣き叫びながら、よがりまくっていたな。自分から中に一杯出してって、すがり付いてくるのを見て、俺も興奮しまくったがな。
よく今までタチで満足できていたと感心するくらいだった。
一度一線を越えればもうあいつを止めるものは何も無くなって、恋人を構わなくていいのかって思うくらい、俺とやりまくっていた。
まあ、俺もそれを狙ってたがな。毎日もう出せないくらい吐き出させてやって、ドライでいくのも覚えたからな。お腹の中を精液でぐちゃぐちゃにされるのが大好き、って、自ら言うくらいだから、もうタチでできるはずはないだろう。
案の定、恋人とする気が起こらないって、相談をしてきた。
俺にしたらうれしいが、相談する相手を間違っていると思う。だって、俺はお前と恋人を別れさせたいんだ。良いアドバイスなんかするわけないだろ。
別れて俺と付き合えっていうのは簡単だが、あいつの恋人がその後も付きまとったら面倒だ。あいつは優柔不断だから、恋人がよりを戻してっと縋ってきたら、突き放せないだろう。
だから、俺から提案してみた。3人でやろうって。前も後ろも飛び切り気持ち良いだろうと。
浮気じゃないから大丈夫だと。
平手打ちされて、振られたあいつを見て、俺はやっと満足した。
これであいつは俺だけのものになる。
優柔不断で騙されやすいのが難点だが、この俺が監視してやるから、大丈夫だろう。
振られてしょげているあいつに、代わりに俺が毎日好きなだけ抱いてやると言えば、頬を赤らめて今から抱いてと跨ってきた。
あ、俺はちゃんと前も後ろも両方とも使ったら浮気とみなすから、絶対に使うなと躾けた。
タチはもうしないだろうが、ネコを他の人とも試したいとか、丸め込まされないために、そこは何度も言い聞かせておいた。