「恭介……俺も全部入れたい」
「はあ?何、玲人の戯言に唆されてるんだよ?」
全部じゃないんだが、入れさせてやったんだからそれで満足しろよ。
「じゃあ……俺ずっとこのまま、適等な扱いされて、お前のこと指でしかいかせられなくて、子どもに半分の玩具をあげてやってます?状態なのかよ?!……玲人のことは何でもきいてやるのに、俺にはこんな扱いなのかよ!」
「別に玲人のことを何でもとかは」
「今日だって、こうやって三人でいるのは玲人のためなんだろ!玲人にはフェラもやってやって、大事に抱いてやるのに!……俺はフェラもしてもらってないし、満足に抱かせてももらえない!」
いや、そう言われればそうなんだけど。でもどうみても玲人のほうが精神面で危ないし、玲人のほうをフォローしてやんないと駄目だろ?って思うんだが。
「俺……お前の事をないがしろにしていたつもりは無かったんだけどな……でも、まあ……ちょっと玲人のほうばかり気にかけていたかもしれない」
だって舜一は自殺しないだろうが、玲人はしかねないし、ナイフ持ち出したりと普通じゃない。
「悪かったよ。良いよ、好きなだけ入って来いよ」
よく考えてみれば、半分も全部も、入れられていることには今更変えようがないし、泣きそうな顔で我慢しているんだみたいな顔をしている舜一にだけ差別?をしておくのも可哀想になってきた。
「ほんとに良いのか?」
と言いながら、もう入れてきているし。半分入れられていたから、痛いという訳ではないが、圧迫感が半端ない。ほんと、全部遠慮なく入れちゃってくれた。
「恭ちゃん気持ちいい?」
「いいわけなっ」
と言おうと思ったが、なんか段々揺さぶられているうちに、気持ち良いかもとか感じ出した。あれ?おかしいな?
「ちょっ、舜一っタイム!……タイム」
入れんなと言っていたせいで上手く前立腺とかに当たんなかったのか、なんか駄目。男にいれられて気持ちよくなんかなりたくないのに。
「タイムっって、言ってっんだろ!」
「そんな簡単に止めれるわけ無いだろ!どんなけ鬼畜なんだよ!恭介は!……やっと全部入れて良いって言われて今度はタイムかよ!」
「だって、なんかっ……き、気持ち良いっていうか」
「は?気持ち良いんだったら、何でタイムなんだよ!そのままイケよ!俺ので」
ベッドにうつ伏せになって、もう俺は2人の顔を見たくなかった。玲人がガン見していたのかまで観察していないが、見ていないはずは無かったし、舜一は初めて俺をイカせたことで無茶苦茶喜んで中出しした。
「もう触んな!」
どっちだか知らんが、俺の股間にまた手を伸ばすアホがいた。
「だって……恭ちゃんが後ろで感じているの見たら、俺、体が疼いちゃって……もう一回して?」
「アホか!腰が抜けてもう一回とか無理だ!」
「いつも二回はしてくれるのに!」
「玲人がもう一回すんなら、俺ももう一回する」
「無理だ!できてあと一回だ!」
何時もは二人とも二回まで。もう二回いっている俺は三回戦目は無理だ。頑張ってできたとしても、あと一回たたせるのが限度だろう。
「なら、二人で一回で終わろうぜ?」
そう言って、舜一は俺をバックから再び挿入すると、刺激で無理やりたたせて、背面座位の状態になって座った。おい、玲人に丸見えで嫌っていうか、こんな体位したことないぞ。
「しゅ、舜一やめろ」
「ほら、玲人来いよ。恭介に跨れ」
「うん、恭ちゃん……好き」
何この体位。
「っていうか、見られながらは仕方が無いが、3Pは許可してない!」
とは言ったものの、後ろから刺されていて、前には玲人が乗っかってくるから、俺に抵抗しようは無かった。