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「で……なんでこんな事態になったんだ?」

玲人が原因なのは何となく分かったが、こいつも何もなくていきなりナイフで襲ったりしまい。

「知るかよっ!こいつが行き成り皿投げつけてきて、ナイフで襲ってきたんだ」

「だって、舜一が明日、恭ちゃんを独り占めに出来るって自慢するから!」

明日は土曜日だったな。

「……っていうか、そんなの言われるまでもなく決まっていることだろ?お前らで決めた曜日のことで、何で舜一に襲い掛かるのか分からん」

舜一も玲人が精神的に不安定だって知っているくせに、煽るような事を言うなよと怒ってやりたいけど、まあ、この場合どっちが悪いかって言ったら玲人だろう。


「だって!」

「ああ、言い訳すんな。もうお前の言い分は聞かなくたって、何となく分かるからな」

はあ、もう何となく分かってしまうのが悲しい。


「舜一、お前の明日と明後日分はなしな」

「ちょっと、何でだよ!玲人のとばっちりかよ!」

「黙れ、あと玲人も来週お前の分はなし」

「っ……恭ちゃん」


2人とも泣きそうな顔だな。

何で俺は昔っからこいつらの面倒を見させられて、後始末までしてやって。

俺はTシャツを脱ぐと、ソファの上に投げ捨てた。ジャージの下も潔く、下着ごと脱いだ。


「代わりに今日に振り替えてやるよ。来いよ玲人、舜一」

挑発的に微笑んでやって、俺は2人が後を追ってくるのも確認せずに寝室に入っていった。まあ、ついてくるかどうかなんて分かりきっていたが。

ベッドにたどり着くよりも先に、2つの手が俺の身体に絡みついてくる。
前から縋りつくように抱きついてくる玲人と、後ろから抱きしめてくる舜一の2つの腕だ。

「良いのかよ?」
「今更か?一番初めに始めたのはお前らだって言うのに」

まあ、俺が嫌がっていた三人でセックスに急に俺が誘ってきたのに、違和感を持っているのだろうが。

「お前たちはバラバラにしておくと、何仕出かすか分からないから。仕方がないから、セットで俺といろ」

そのほうが見張りやすいし。俺の知らない場所で修羅場はもうたくさんだった。

「その代り、今度同じ事をしてみろ?……何があっても見離すからな?二度と俺に迷惑をかけるようなことはするな。分かったか?」



*開き直った恭ちゃんは潔いです。いよいよサンピーが開始ですw



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