一人で

「はぁ、奈子ちゃんが可愛すぎて俺のちんここんなになっちゃった」

　くたっと寝転んでしまった私の胸の上を跨いで、博也くんが見せ付けるみたいに自身を扱く。先っぽからぷくっとした液体が出て、それを手に付けて、くちゅくちゅと擦り上げる。

「奈子ちゃん、可愛い……好きだよ……」

　博也くんって、会えない時はいつもこんな風にしてるのかな……。ゴクンと唾を飲み込む。色気が凄いんだもん……。
　目の前でビクビクと震えるそれを、博也くんの綺麗な指が扱き上げる。めちゃくちゃえっちだ……。

「奈子ちゃんのえっちな姿思い出しただけですぐイキそうになるんだよね」
「っ、えっちだよ……」
「うん、そうだね。いっつもこれが、奈子ちゃんの中に入って奈子ちゃんの一番奥にいっぱいキスしてるんだよ？」

　とろんと股の間から蜜が溢れる。モジモジと脚を擦り合わせていたら、それに気付いた博也くんがふふっと笑った。

「触ってあげる。脚開いて」

　もちろん抵抗する気など起きない私は博也くんの言う通り脚を開く。博也くんの指が濡れそぼったそこに入ってきて、私の身体はまた快感に突き落とされる。

「奈子ちゃん、ちょっとだけ舐めて……？」

　舌を少しだけ突き出す。博也くんのそれが舌の先に当たった。博也くんはそれだけでものすごく気持ち良さそうに眉間に皺を寄せた。

「っ、ん、はぁ」

　首を起こして咥える。あ、と博也くんの口から小さい甘い声が出て、我慢できなかった。博也くんの腰を引き寄せて奥まで咥える。

「っ、奈子ちゃん、苦しいよ……？」

　喉まで来ると確かに苦しい。大きくて顎も痛いし。だけど、だけどだけど。博也くんの気持ち良さそうな顔がもっと見たいんだもん……。
　必死で舌を絡ませる。口の中でまた大きくなったそれに歯を立てないように、必死で。

「あっ、奈子ちゃん、やばい……」

　口の中に入り切らないところを博也くんが扱く。同時に私の中も指で弄られて。興奮が高まって止められない。
　突然動きを止めた博也くんがちゅぽんと口からそれを引き抜いた。口の中でイくとばかり思っていた私は戸惑ってしまう。博也くんを見ると、私の脚の間でふーふーと荒い息を吐いていた。

「危ない。今日は絶対奈子ちゃんの中でいっぱい出そうって決めてたんだ」
「う、え……？」
「奈子ちゃんと繋がってイキたい……」

　ちゅ、とキスをされて、背を向けられる。どうやら避妊具を着けているようだ。起き上がって広い背中に抱きつく。博也くんは嬉しそうに私の腕を撫でる。

「甘えん坊な奈子ちゃんかわいー」
「キスしたい……」
「いいよ。キスしたまま挿れよっか」

　博也くんが私の方を向いて、ぎゅうっと抱き合う。そして触れるだけのキスから、徐々に深いキスになって。舌を絡め合いながら、博也くんに導かれて膝の上に乗った。博也くんの自身が入り口に当たると、くちゅっといやらしい音が鳴る。がっしりとした肩に捕まって、そして。

「そのまま腰落として」
「んっ、ああ……」
「そう、上手」

　ずぷ、ずぷ、とゆっくり飲み込んでいく。圧迫感にはーはーと荒い呼吸を繰り返していると、また唇を重ねられた。