楽しんだモン勝ち

異常に光のキャラ崩壊が激しいです。



『ひっかるーん!』
「うわキッショ」
『酷ッ!』

このやり取りわずか3秒。光くんってこういうののってくれないから今日こそは!と思って毎日毎日同じことを繰り返してる。そして正直そろそろやめたい。でも!私のプライドがそれを許さないの!!!

「毎日毎日、ホンマなんなんですか先輩。」
『あんた絶対先輩だと思ってないでしょ。』
「いや?思ってはりますけど?」
『敬語と先輩使っときゃ読者様にはばれないけど私にはバレバレ!表情がバカにしてるから!ねえ、普通に傷つくからヤメテ!?』
「あ、傷つくんすか。知りませんでしたすんません。」

こいつー!!!と思って拳を握りしめたが、ここは落ち着かなければ大人な対応ではない。せめてこういうところで先輩なんだから敬えアピールしなければ!!!

『とにかく!私は光くんを笑わせてみせるから!』
「どーぞがんばってください。ほなさいなら。」

*****

『っていうことがあったの。』

イチゴオレを飲み干しつつ、昨日起こった事の一連を説明した私はゴミを捨てるべく席を立った。ふー、イチゴオレ美味しかったー、次はミカンオレを買おう。

「いや、あったのて言われてもなぁ………」
「俺らにどないせえっちゅーねん!」
『え?だから、手伝ってよ、笑わせるの。』
「お前知らんやろ。俺らにはちゃんと経験があんねんで?」
『ならより心強いじゃない。』
「失敗、破滅的だった前科が、な。」
『うわないわ〜、あんたら笑のセンスないんじゃない?』
「せやったらそんな奴らに頼むな!」
「いや、ツッコむとこそこちゃう!笑のセンスがないっちゅーところにツッコめ謙也!」
『あんたらバカだね。』
「「関西人にバカはアカン!!!」」
『関東人ですから残念。』

まじか、使えねー3-2コンビめ。ッチ。しょーがないなぁー、どうしよう。いやでもまあ、1人よりは3人の方が全然いいとは思うんだよね。ってことで強制連行だからエクスタコンビ覚悟!!!

「どーも、名前先輩おります?」

ん?おっ、噂をすればの財前光くんじゃないか待っていたよそんなところにいないでささ、入ってきなさい!あ、座布団?座布団必要だよね。あ、ちょいとお待ち今持ってくるよ。その辺でくつろいで待ってて、どーぞどーぞ!

「何やってんすか、先輩。」
『え、何って座布団?』
「いや、俺に聞かれても困るんですけど。」
『あ、そうだよね!お客さんに座布団入りますかって聞かれても遠慮しちゃうよね!そーだね、持ってくるよ欲しいんでしょ?!』
「ちゃいますけど。っちゅーか、何考えてたんすか。」
『あれ、そういえば座布団どこだっけ?』
「ここ教室やでー?」
「ちゅーか、だから何考えてたんすか。」
『あー、今日は持ってくるの忘れたんか。しょーがないなー、光くんごめんね!今日の座布団そいつね!』
「俺かいっ!!!」
「あー、まあええですけど。」
「そこだけノリがええのやめぇい!!!」

謙也うるさいちょっと黙って。たかが数分座布団代わりにしたじきにされるだけじゃん。我慢しろよそれくらい。光くんだよ?謙也よりも10センチも小さい光くんだよ?思いわけないじゃん。てなわけで頑張れ謙也!

「ほな、失礼しますー。」

ドカッ

「いった!!!おまっ!今めっちゃわざとやろ!?」
「さあ、なんのことです?」
「白々しいな財前!」
「なんとでも言ってください犬也さん。………あ、ミスった謙也さん。」
「絶対それもわざとや!酷い、財前酷いで!」
『おーい、喧嘩するなー!なんか面白いよそれ。こう………シルバーシート的な感じで!』
「ブファッ!!!ちょっ!そ、その表現オモロいわ!!」
『でしょ?分かるか白石!』
「分かるな!!!そんで笑うな!」
「いやっ、やって………ぷっククッ……お、オモロいもんは……ふはっ、しゃーないやろ……?」
「謙也さん、俺の下僕っすね ((笑」
「ちゃう!それはすっごいちゃう!間違うてるで、表現!ちゅーか退いて!!?」
『えー、ちょ、写メ写メ!早く白石撮れ!』
「ラジャー!」

うわー!やめろー!とかいう声が謙也から聞こえたけどガン無視。あ、この写真結構いいわ、ブログで使おう。てか、新聞部の写真材料にしよ。タイトルとか困難で良くない?「シルバーシート化謙也!王子様は財前光!?」とか。う、、これはイケるよ儲けられるって今回!よし、俄然やる気でt「ださんでええから!!!」えー。

「ちゅーか、俺なにしにきたか分からんくなってしまったっすわ。」
『ドンマイ!』
「あ、まあほな教室戻ります。さいなら。」
「おー、放課後部活やでー?」
「覚えとけよざいぜーん!」
「謙也さんのことなんか一瞬で忘れてあげますわ。ほな。」
「酷ッ!」
『うーん!……………あれ?私も何かしようとしてたよね?』

なんだっけ?ま、いっか。とりあえず楽しければいいもんね、所詮楽しんだモン勝ちっちゅー話や!!!あれ、パクリ?シルバーシートのパクったって面白くないけどね!((笑))そうだ、今度は私もあの椅子に座ろう。
-----END-----
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -