たぶん、きっと
ザーザーと降り注ぐ雨をぼーっと見つめて退屈そうにしている人物が、私の目の前に若干一名。
いいかげん退屈そうな態度やめろやと思って見てたのが悪かったのか、目が合ってしまった。
「全然おもんないわ、その顔。」
「んーと、この顔が何やって?」
「酷い顔や言うとんねん。」
「顔は元々や、って酷くないしウケ狙いでもあらへんわ!」
ルックスも顔もよし、勉強も運動も何もかも出来るこいつは完璧なモテ男だと思っていた。
思っていたんだが、最近分かったことがあり、私の中では残念なイケメンと化した。
ただのイケメンではなく、こいつは超絶毒舌な酷いピアスマンだったからだ。
「んー、ほなウケ狙いで何かやってや。」
「自分でオモロいこと考えればええやろ?!」
「よくない、俺はおもんないから自分、何かやれ。」
「上から目線にも程があるっちゅーねん!」
微量にも敬意が感じられないこの頼み方は生意気ボーイだという事実を明確に表現しているはずだ、そう思う。
俺様な人とはまた違ったイラっと感を生まれさせるような性格なんじゃないのか?
めっちゃ毒舌で思ったこと吐き捨ててくるし、人をっちゅーか主に私を見下してくるし!
でも、女子には媚びてこないっちゅー所とか、そういうのはカッコええと思うし?
とどのつまりは、そんな光が私は好きなんだって言う単純なことなんやけど。
上手く伝えられへんけどな、たぶん、きっとそういうことなんや。
---END---
Happy Birthday Hikaru!
なんか、全然関係ないような内容になってしまってすみません!
このお話にはちゃんと仕掛けがあります。
文章ごとの頭文字だけを繋げて読んであげて見てください。
きっと何かがわかってくるはずです。
Ex:)すっぱいイメージの色ってさ、例えば何色だとおもう?
黄色とか?(きいろとか?)
→すき→好き