誘惑と蜜 | ナノ

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もしもシリーズ企画
〜誘惑の蜜より〜
もしも二人に同時に襲われたら…?

※この作品は、本編とは繋がりのない番外編です。キャラ崩壊や仮想設定が苦手な方はお戻りください。
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 どうしてこんなことになってしまったんだろう。
 今、目の前には見えない火花が散っている。

 少し前にプロポーズをされたばかりの恋人、真一と。
 同じように好意を寄せてくれている同僚の翔くん。
 そして、突然のことに未だ返事を迷っている私……。

 二人に囲まれて行き場を失い、私はただされるがままに身を委ねてしまっていた。

「んっ……翔くん、だめ……っ」

 後ろから私を抱きしめるように胸を包み、チュッと音を立てながら首筋へ赤い印をつけていく。
 熱い吐息がくすぐったくて身をよじると今度は正面から真一の手が伸びる。

「んぁッ……! はぁ……っ」

 ぬるりと一本の指が秘部に滑り込む。
 堪らず熱い息を漏らすと翔くんは少しばかり不機嫌な声を上げた。

「ねぇ。ちょっとそれズルいんだけど」

「ズルい? 何がだ」

「美咲の恥じらう顔俺も見たいじゃん」

「後ろを独り占めしておいて何を言う。贅沢するな」

 二人が真顔でそんなやり取りをするから、私一人だけが恥ずかしいことこの上ない。
 耐えきれずに俯くと翔くんが耳元で囁いた。

「ね、エッチの相性って大事だと思わない? 美咲の身体は俺と真一と……どっちが好きなの?」

「そんなこと聞か、っ……ぁ、んん!」

 最後まで言い終えるよりも先に真一の指が中で動き出す。
 ぐちゅぐちゅと奥を掻き乱されてすぐに頭の中は真っ白になってしまう。

「俺の方が良いに決まってる。全てを知り尽くしてるんだからな。そうだろ? 美咲」

「うわ、すげー自信。けど俺だってちゃーんと知ってるし? 美咲の感じるトコ」

「んんっ、あ、やぁっ……!」

 翔くんの指がクリトリスを弄る。
 中と外の刺激が重なって、私は一気に絶頂へと達した。

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