くやしいな




前秋名がじゅりさんにズレを直してもらっていた。この前、桃華ちゃんとヒメちゃんが、自分達は妖怪だから 人間のじゅりさんみたいにズレを直す事は出来ない。だから二人は残念そうな顔をしていた。(他の理由もありそうだったが…)

その気持ちは、桃華ちゃんとヒメちゃんだけじゃない…私も、


 秋名が…好き…だから。


その気持ちは一緒、人間が羨ましく思う事がある。何か秋名の力になりたいと思ってる…だけど

ヒメちゃん達みたいに
戦えないし…、ズレを直す事も出来ない。ただ、見ているだけ。

でも危ないから、戦っている皆を見ている事さえ出来ない。私は何も出来ない、自分の身を守る事も出来ない。ただの邪魔者だ。


迷惑なんてかけたくない。


「秋名ー?大丈夫ですかい?」

「んー?何が?」

「ズレだよ、ズ・レ!調子どうよって意味だよ 」


名前は秋名のいる事務所に来ていた。秋名は開いている窓から空をボーッと見ていた。入りこんでくる風が今日は涼しい。

「平気だよ、それより名前…仕事帰り?」

「おうよ 今日は早めに終わったんだぁ…煎餅もーらいっ!」


パリッと事務所にあったお煎餅を手に取り、食べる。秋名は相変わらず、ボーッとしている。事務所の書類等はほとんど終わっているらしかった。

「全部、1人でやったの?」

「食べながら喋んな! ……まぁな」


 ゴクリ と噛んで飲み込みその辺にあった秋名が飲んでいたお茶を手に取り飲む。秋名が何か言っていたが木にしない。


「秋名 …頑張り過ぎないようにね」

「……あんがと」


秋名が近付いて来て名前は秋名に頭をクシャクシャッと、撫でられた。秋名はニッと笑顔を見せた。


心配する事しかできない。

(悔しいな…何も出来ないなんて)
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
三度ウィッチのサリアさんからいただきました!
秋名くんって可愛いよね!どこがって言われたらなんとなくとしか言い様がないんだけど秋名くんってホント可愛い。ぜひとも家に嫁入りしてくだ((ry

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