小説 | ナノ

恋のオルサ 1




「いらしゃいませー!」

私は琴浦紫音。23歳の女で今はフリーターとして働いてます。

お仕事は中華料理店でウエイトレスの仕事をしている。


アルバイトを募集している貼り紙を見た時、”まかない有”って書いてあったから応募したのがきっかけ。

だってここのお店の肉まんがすっごく美味しくて大好きなの。


他の中華料理も私好みの味で、まかないでこんな美味しい料理を食べられながら働けるなんてもう最高でしょ!


しかも制服はチャイナ服。
チャイナ服って滅多に着れる機会なんてないから、これを着ながら働くのって何だかとても新鮮なんだ。



スタイルは・・・うん・・・。自信がないから触れないでおく。


このバイトを始めてからもう8ヶ月は経つ。

仕事も慣れてきたし、店長からも「いつも真面目に仕事に取り組んでいて、笑顔で元気なところがお客さんからも好評だった」って褒められたこともある。


もうずっとこの仕事してようかな―……って思っちゃう。



でもあの人がこの職場に来てから、私はもうしないと決めていたものに走ってしまったんだ。




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