その後。

どこで終わり?


「つーわけでマルクトと和平を結ぼうか」

キムラスカー。まぁみんなでキムラスカに来たわけよ和平を結ぼうと思ってね。ついでに豚を殺しじゃなくて捕まえるのに。


「なりませんぞ陛下!それでは預言は」
「うるさいですよ預言預言って大体ダアトの権力者じゃなかった最高指導者は僕なんですから首を突っ込まないで下さいそれ以上首を突っ込むならその首斬り落としますからね」
「それに外殻大地は全部降下したから預言はもう成り立たないしむしろもう預言詠めないからねいつまでも預言預言ってそんなに預言が好きなら一生譜石に貼り付いてればいいでしょそれにあんたみたいなのがいるからダアトの品格が下がるんだよね」


……緑っ子怖いな。ルークが脅えてるぞー。ちなみにアッシュはやられた(俺らに)から休んでます。回復の目処は立っていません。彼奴大丈夫か?


「まぁ拒否すんならルークが超振動ぶっ放つけどな。なぁルーク」
「え、やっていいの?やったぁ」
「………ルークも怖いからね」
「はいいきまーす」
「お父様、
「それより和平を!」
「跡継ぎが先だ」
「預言撤廃とかは?」
「和平だって」




不毛な争いを続ける一家に後ろのイオンたちですら呆然だ。周りにいた大臣たちは慣れっ子なのかそくさくとその場をあとにして、

「申し訳ありません。しばらく終わりそうにないので、お部屋へとご案内させて下さい」
「…慣れてますね」
「日常茶飯事ですから」



セシル将軍はそう言いながら笑ったらしい。これが日常茶飯事とは、なんて思ってた一同に「今日は武器が出ないだけマシです」と言ったセシル将軍に更に驚きだ。
密かに、マルクトはまだマシですね、なんて思っちゃったジェイドである。



キムラスカがマルクトと和平を結ぶのはもうちょっとあとになりそうだ。


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