「静雄さん、お誕生日おめでとうございます」

目が覚めて聞いた第一声は愛しい愛しいお前の声

「あんがとよ」

そう言って帝人の頭を撫でまわす

「もうっ!止めてくださいよ」

子供扱いされたのが嫌だったのか頬を膨らまして不満を垂れる

「怒った帝人も可愛い」
「なっ!?真面目に聞いてくださいよ!」

ぽかぽかと殴るほっそい腕

ちょっと触っただけで折れそうな手足

最初は、

俺に守れるわけねえ
いつもみてぇに壊しちまうんだ

そうやって帝人から逃げてた

でも、
でもな

逃げてた俺を捕まえて
お前は

「僕は、簡単に壊れたりしません。だから、試しに抱き締めてください
僕に触れてください。頬に手を添えてキスしてください。僕を、竜ヶ峰帝人を、愛してください」

そう言ってくれたよな。

俺な
あのとき
すっっっげえ嬉しかったんだ

俺を愛してくれる人がいる
俺が愛してもいい人がいる

そう解って涙が出たんだ

「静雄さん?」
「わりぃ、ちょっと考え事してた」
「考え事…………ですか」
「おう」
「静雄さんが考え事ですか。ふーん、目の前に恋人がいるってのに考え事ですか。へー、そうですか」
「なんだよ、焼きもち妬いてんのか」
「わ、悪いですか!!恋人に僕だけを見て、考えて欲しいって思うのは悪いことですか!!」
「ぷっ」
「笑い事じゃないですよ!!」
「いや、その考え事ってのがお前のことだからさ。自分に嫉妬するなんて、やっぱり帝人は可愛いよ」
「なっ!?」

茹で蛸みてぇに顔を真っ赤にする帝人

可愛い
可愛いすぎる
なんなんだこの可愛い生き物

思わず抱き締める
あぁ、もちろん緩くだぞ
力加減だって帝人と過ごしていく内に自然と出来るようになってきたしな

「可愛い、帝人。もう、絶対放さねぇ」
「僕だって、放しませんからね」

ぎゅっと抱き締め返される




あぁ、今日も幸せだ。






 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄end

遅れてごめんね静ちゃん!!
改めて、お誕生日おめでとう静ちゃぁあ\( 'ω')/アアアアアアアアアーーーーーンッッッッッッ!!!!!!!
相変わらず最後の無理矢理感が否めないけど( :; ´^;益;^;.)
ただのバカップルが書きたかったんだ!!それだけなんだ!!

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