仕事が長引いてしまい、もう寝ているであろう君を起こしてしまわぬ様に静かにドアを開けた。
小さな声でただいまと呟けば、リビングで小さな寝息を立てている君が目に入った。
今日家を出る時に遅くなるから先に布団で寝ててねと告げたのに優しい君はやっぱり俺を待っていたんだね。
起こしてしまわぬ様ゆっくり寝ている君を持ち上げ布団の方に連れていく途中、
「ん………かすかさん?」
起こしてしまった。
ただいまと告げればおかえりなさいとはにかんで答えてくれて……………我慢出来なかった。
抱き上げたまま器用に頭を抱え小さくて可愛らしい唇を貪る。
舌を口内に入れれば辿々しくも健気に舌を絡めようとする姿に余計愛しさを感じた。
名残惜しいが帝人君が酸欠を訴えて胸を叩いてきたのでゆっくりと唇を離す。
2人の間をテラリと光る唾液に繋がれている姿を見て顔を赤くする君が愛しくて。
今度は啄むようなキスを送った。
「か、すかさん…んっ、恥ずかしいですってば」
「ふふっ恥ずかしがる帝人君も可愛いね」
「からかわないでくださいよっ!」
「からかってないよ。俺はいつだって真剣だからね」
にこりと笑いかければ、ますます顔を赤くする君が愛しいよ。
何でもない夫婦の日常
(この幸せがずっと続きますように)
------------------------end
遅れてすみません(><)
そしてあわあわしてる帝人君がちょっとしかいないとかそんな馬鹿な!?Σ(゚Д゚ )
ちゅっちゅの場面が長すぎましたね、すみません(´・ω・`)