\静雄さんお誕生日祝文/




「静雄さーん
もう少しで出来るのであとちょっと待っててくださいね」


と言ったエプロン姿の帝人を見ながら、俺は今までにない幸せを感じている。



今日は1月28日………そう、俺の誕生日だ


1週間ぐらい前からソワソワしはじめた帝人に疑問を感じていたが、3日前に帝人に(無理矢理)聞いてみたところ、どうやら俺の誕生日プレゼントに悩んでいたらしい。


それで帝人が欲しいっつたら顔真っ赤にして、「し、静雄さんのバカっ!!」つって顔面を殴られて痛かった…………心が。

いや、恥ずかしいからってのは分かるが顔面殴られたのは流石にショックだった。



まぁ、そんなこんなで結局帝人の手料理が食べたいって事になって今に至る。


いや、しかし
やっぱりいいなエプロン姿の帝人
なんか奥さんみたいで…よ。って自分で思って何顔赤くなってんだよ俺!!


「しずおさーん、ご飯できましたよ」

「おう、そっち行くー」



「「いただきます」」

……………………。
うめぇ!なんだこれめっちゃうめぇじゃねぇか!!


「帝人の料理上手いな!いくらでも腹に入りそうだ」

「ふふっ何言ってるんですか静雄さん」


そう言って2人笑い合いながら仲良く夕飯を囲んだ。







「あっ、そうだ静雄さん!ケーキもあるんですよ」

「おぉっ!今から食おうぜ」

「はいっ!静雄さん甘いもの好きだから…僕、静雄さんの為に頑張って作ってみたんです!」

っ!なんだこの可愛い生物!

「あ、ありがとな」



「静雄さん、はいアーン」

「っ!!アーン…」

「ど、どうですか?」

「ケーキもうめぇけど、帝人が食べさせてくれたから余計に甘くてうめぇな」

「っ!!あ、あのですね…」

「ん?」

「その………デザートの後に…」

「後に?」

「僕をたべてもいいですよ…なんて」

「帝人っ!!」

「へっ?ひゃっ!急に持ち上げないでくださ、」

「今からくってもいいよな」

「えっ!?」

「帝人も言っただろ、俺が甘いもん好きだって…だからせっかくなら甘いもの同士一緒にくってもいいよな?」

「〜〜〜〜っ!!静雄さんの好きにしてくださいっ」

「りょーかいっ♪」







啼き疲れた帝人を横目に
最高に良い誕生日だったと昨日を思い返す

「来年も今年以上の誕生日にしような」

と、呟いたら帝人の耳が赤くなった気がした。




書き終えたら日付過ぎてた(´;ω;`)
途中まで書いたのにデータ消えちゃって泣いてもっかい書き直したら、こんな時間に………
とにかく、静雄さんお誕生日おめでとうございました!


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