※帝人くんが人外!
(人間静ちゃん×死神帝人くん)




人は1日でたくさん死んでたくさん産まれる。

そうやって均衡を保っているのだ。

彼の仕事はその均衡を保つ事だ。

簡単に言えば、人の命を狩るのだ。

まぁ、つまりは世間一般で言う 死神 と言うもので。

ただ単に寿命で亡くなる人の魂を狩ったり、今後生かしていて均衡を害する人間を事故や自然現象などによって魂を狩るなど、いろいろなやり方で魂を狩っている。




今日の仕事もいつもと変わらずこなしていた。


「えっと…××さんと〇〇さんの仕事はもう終わったから、あとはこの人間か……ん?変わった名字だな、へいわじま、しずお?」


彼の名前も十分変わっているのだが、誰もいないこの場所でツッコム者はいなかった。


「平和島静雄…どんな人間なんだろ?ここには《今後害をなす者》って書いてるし、しかも《要注意人物》とまで書いてあるけど……まぁいいか!とりあえず事故死にでもしておけば!」


彼は知らなかったのだ、『平和島静雄』の《要注意人物》の意味を。


「平和島静雄、平和島静雄平和島し…あっ!いたいた!あれ、かな?」


彼が見つけた時には、すでに喧嘩の真っ最中で、ここで漸く『平和島静雄』の《要注意人物》の意味を理解したのだ。


「なに……あれ。人間を投げてる?自販機?標識?」


何も知らなかった死神は驚きを隠せず、『平和島静雄』は本当に人間なのか、と疑いたくなるほどに純粋に『平和島静雄』に疑問を持つと同時に興味を持った。

ここで彼の欠点が出てしまった。


今までも人間に興味を持つと、仕事をせずただその人間について厭きるまで観察したり、接触したりなど、よく死神の長である閻魔大魔王様に怒られたりしていた。


今回の仕事にもその欠点が出てしまい、後で閻魔大魔王様に怒られちゃうなぁと思いながらも『平和島静雄』に近づいて行った。










(あの、平和島静雄さんですよね?)
(あ゙ぁ゙!? なんだてめぇ)
(僕、竜ヶ峰帝人って言います。よかったら友達になってくれませんか?)
(はぁ!?)



---------------------end
何だか中途半端なやつできちゃった!
この後2人の恋が始まるんだけど…これやるならシリーズ化した方がいいかも(´・ω・)?

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