「みっかどーーー!」

そう言って通学途中の僕に抱きついてきた金髪の少年は……

「正臣…重いよ」

紀田 正臣
簡単に言えばナンパ好きな…僕の恋人だ。


「なんだよ、帝人。
折角超イケメン正臣様が抱きついてやったのによぉ」

「なにその寒いギャグ √3点。」

「酷っ!?
帝人のバカヤローー」

「はいはい、ごめんね正臣」

そう言って笑いながら正臣の頭を撫でてやったら

「あ、頭撫でるとか…俺以外にやったらダメだぞ///」

「はいはい(くすっ 本当に正臣は可愛いなぁ)」

「っ!(帝人の笑顔可愛いすぎるだろ!!)」

そんなやり取りをする内に来良高校に着いたようだ


〜♪〜


「ふぅ、やっと今日も終わった」

「みっかどーーー
今日暇だろ? このあと俺とラブラブランデブーな時を過ごそうぜ☆ 」

「寒い……まぁ、暇だし行ってもいいけど///」

「よし!そうと決まれば善は急げだ!行くぞ」

そう言って僕の手をとって走り出した。




「ねぇ、正臣……コレ買いに来たの?」

「おうよ 良いだろそれ♪」


えっ!?
正臣って目悪かったっけ?
なんで 眼鏡 !?

正臣の手には黄色い縁の眼鏡がある
というか、正臣顔が良いのは知ってるけどさ…でもこれは似合いすぎでしょ!!!


「ま、正臣ってさ…目が悪かったの?」

「いいや、コレ だて眼鏡だから」

「えっ!? じゃぁ、なんで?」
「帝人とお揃いの買いたかっただけなんだよ♪
…本当は俺と同じピアスにしようかと思ったんだけどよ、帝人に痛い思いさせたくねぇんだよ」

「正臣……あ、ありがと///」
「いいや、帝人こそ俺の我が儘付き合ってくれてありがとな」

「えへへ…正臣だけ特別なんだよ///」

「っ////(可愛い可愛い可愛い!!)」

「!(うわっ!!正臣の顔真っ赤だ!可愛いなぁ)」

「帝人…」

「ん? なに?」

「覚悟しろよ!
ぜってぇお前を離したり、てか離させねぇから!」

「っ///……う、うん///」


(もう…眼鏡かけてる性でいつもよりかっこよく見えちゃうじゃないかぁ!!)


(眼鏡かけた帝人も可愛いなぁ

青が帝人で 黄が俺の……
これでちょっとは帝人狙うやつに俺のだ!
ってアピールできるかなぁ)




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