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昨日はジャンヌ・ダルクの命日でした(2013/05/31)
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ね(´・ω・`)
ということで、少しジャンヌ←蘭丸←マサキな妄想というかアレをしたので載せておきます。

「今日ジャンヌ・ダルクの命日だって。火炙りにされちゃった日。知ってましたか、霧野先輩。フランスで会ったジャンヌはどんな子でしたか? 俺、聞かされてないですよ。優しくて可愛くて純粋で強くて負けず嫌いで決めたことは曲げなくて、でも人一倍弱くて心配性で助けを求めていて……ってそれしか」っていうふうにマサキはきっと、聞いた話から想像してるジャンヌの姿を霧野先輩に投影してて、というか「霧野先輩こそジャンヌ」だと思っていそう。
自分はまったくわからないジャンヌの特徴を、目の前にいる大好きで大好きで仕方ない先輩の特徴だと、自分はこれだけ先輩のことを見てるんですよっていうことをアピールしたくて。
だけどその一方で蘭丸ちゃんはフランスで会った一人の少女がとても魅力的で、多少史実と違うんじゃないかと思うところはあれど、忘れることなんて到底できない。自分だけが知るジャンヌの弱さがあるからこそ、それを必死に抱え込んで、必死に守りたくなる。
それがこの日、何百年も昔のこの日にジャンヌ・ダルクは火にかけられた。はっきりとした日付を知ったのはジャンヌと出会ったあとだし、もし結果を知っていたとしても使命を全うしたくて死をも覚悟したジャンヌには「君はこのままだと魔女だと恐れられる」って言えるわけがない。その葛藤。

「俺がミキシトランスを発動するたびに、体が燃えるように、焼けるように熱くて、炎の中でジャンヌはなにを思ったんだろうって考えたら止まらない」

試合中は果敢に敵をブロックしてチームに貢献する蘭丸ちゃんだって、本当は怖くて申し訳なくてつらいんだろうなぁ。そのことを狩屋になら話せる、今なら弱さを見せたって許されると思って今、マサキにその心を打ち明ける。
だけどマサキもたぶん、蘭丸ちゃんの目の先には自分じゃなくて異国の少女が映ってて変わることはないって薄々感じてそう。それでも命日だからって弱気になってる先輩を前に、遠回しの慰めしかできない。
「火刑の熱さじゃなくて、ジャンヌさんの、想いとか願いとか意志とか希望を、あんたは受け継いだんだよ。だから霧野先輩は霧野先輩でいればいいんです」

そうやって蘭丸ちゃんはひたすらジャンヌの影を追い続けるし、マサキは届かない声を発し続ける。お互いに想いは遂げられなくても、お互いがないと困る存在としては認識されてる、そんなマサ→蘭ちゃん(´・ω・`)





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