「こんにちわ、ティラ・トワイライト、貴女と会うのは二度目ですね。」
来客の女の人は言った、2度目だといった理由がティラにはわからなかった。
「覚えてないでしょうが、あなたが赤ん坊の時にあなたのご両親と共に会ったことがあります」
「あの馬鹿この猫女に会わせていたのか。」
「黙りなさい、グルジック。ザンディルーガはあなたと違い、立派な魔法使いでしたよ。」
「…魔法使い?サンディルーガ?」
ティラが不思議そうに言うとお客さんは甲高い声をあげて
「グルジック!まさかあなた、何も話してないんですか!なんということでしょう!親の名前まで知らないなんて!」
信じられない!とばかりのことをグルジックに告げた。
「ティラよくお聞きなさい、あなたは魔女なのですよ。」
ティラにとっては夢のような言葉であった、11年間生きている中で、お客さんなどきたことがないこの辺鄙な土地の灯台に、突然お客さんがやってきて、突然魔女だなんて言われたら普通の人間はびっくりするだろう。
「そしてあなたの両親の名前はサンディルーガ・トワイライトとシャローネ・トワイライト、2人共立派な方でした。」