遠征からの帰り道。
黒尾と研磨は同じ電車で揺られていた。
「・・・クロ」
「なんだよ」
「おれ、なっちゃんのことは友達だって思ってるから」
「へ?」
「・・・だから、あとはクロが好きにすればいいと思う」
突然のことに呆然とするも、何の話か把握するといつものニヤリ顔にもどる。
相変わらずゲームをしている幼馴染に、内心感謝するのだった。
「お前って本当に俺のことよく見てるよな」
「クロが分かりやすいだけ・・・」
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