お客さん、



実際そんなこと家鴨に言ったら容赦なくお盆で頭叩かれるし、自分で掻けと怒鳴られる。
縞馬は言わないけどぬ。

因みに4様の場合、
4様「ぎゃははははぁ!やべェぜ腫れて痛ぇんだけどなァ」
家鴨「なんだ何処か打ったのか?」
4様「tnkが腫れてだなァぎゃははぁ! てめぇさんが舐めてくれたら治るんだけどなァぎゃはぎゃははァ!!」
家鴨「ッて、テメェはもうすっこんでろ…ッ! 色欲下種野郎がッ!!(お盆でぶん殴る)」
ってなるから一番アカンやつ。後に交代した壱號がたんこぶに嘆く羽目になるけど小さきことさ←

╋╋╋

家鴨が縞馬の世話係になったのが、10年前だからつまり家鴨10歳縞馬25歳の時。
大抵のことはこなせた元エリートの青年を雑用以下の仕事をしてきた少女が食事から風呂から手当てから時には下の世話までするという残念な図である。
縞馬をエリートって言うと凄い違和感があるのは、彼から滲み出る窓際サラリーマン臭がひどいせいなのでは。あと総白髪のせいで実年齢より若くない感出てるから25歳の時も多分そんな若くみられてなかったのではry

縞馬「お、男は30代からですし(震え声)。それに自分は未だ30代半ばですしおすs(吐血)」
家鴨「まあ涙拭けって」

家鴨と縞馬はそれまで全然と言っていい程接点はなくて、会っててもすれ違う程度だったし会話もしたことなかったのね。
家鴨からしたら、両親に全治半年以上の瀕死レベルの怪我負わして、自分も殺そうとして、里の仲間も沢山殺した裏切り者を許せる訳もなく。尚も『真庭だから』という理由で庇う両親の頭は本当に可笑しいんじゃないかと凄く反対したのよ。殺されかけて頭でも打って気が狂ったのかと。
渋々了承したものの根が真面目だからきっちり世話するわけなんだけども。
最初はでもやっぱり恐いものは恐いから黙々と、時には虚勢を張って頑張ってたのだけど、徐々に打ち明けていって(というか慣れていって)、雑談くらいはできるようになっていくっていう段階もちゃんとある。よ!

家鴨「(初めて年齢聞いて)えっ、25…なのかオマエ…思ったより若かったんだな」
縞馬「…ははは、よく言われます(乾いた笑い)」ギリィ

という(縞馬が)悲しい段階もちゃんとあry

縞馬には取扱い説明書()というものがあって、世話をするにあたってその写しを家鴨が受け取ったのだけど、見事に難しい漢字の羅列で当時10歳の家鴨は当然読めなかったわけで。未だ簡単な漢字とひらがな、関わりある真庭の人の名前辺りは読めるくらいだったのね。
ぐぬぬ、って取説とにらめっこしてる家鴨を見かねて初めて自分から「何か助力できることはありますか」って話かけたのがきっかけでちょっとずつお互いに慣れていったという。
それ以降、世話してもらいながら家鴨の学ぶ時間を奪っている分の読み書きや忍びとしての基本的な勉強を教えてあげてた。

あんなことさえ起こさなければ本当に優秀なやつなんだなと感心するものの、やっぱり絶対に許さないと家鴨は思ってる。それはそれこれはこれ。絶対に許してやるものかと。縞馬も恨まれて当然のことをしたし許されないとは思ってるし、許されたいと思ってない。
縞馬にとって惨殺事件を起こしたことは別に大したことではないし、ああやらかしたな、やっぱりねって傍観するだけ。だから許す許さない以前の問題で、へえ、程度にしか思ってない。
家鴨に対しても、とんだ貧乏くじですねお気の毒に、と思うものの何も言わなかったし、お気の毒ですがそれが貴方の役目ならまあ頑張ってくださいと。そんな感じ。
家鴨的には「お、オマエ…いっぱい居るのか(戸惑い)」ってのが大きかったらしい。なんか強烈なヤツが沢山いるでござるこわい(´・ω・`)。取説があったから家鴨はうまく被害を避けてこれた訳だ。取説すごい!

縞馬の取扱い説明書は縞馬パパンの西瓜さん…じゃなくてトラウマさん…でもなくてメシウマさん…だった気がするけど確か…斑馬さん作。
縞馬が生まれたときからずっと観察監察し続け、行動言動をこと細かく記録してきたものを、それらを総合し対処法から回避方まで分かりやすく纏めたもの。斑馬さんが閻魔さんの為に纏めたその取説の、世話をするのに必要な部分の写しを家鴨が受け取ったかたち。原本は閻魔さんが持ってる。鋸刺鮭は読了済み。

╋╋╋

ざっくり説明というかメモなのでまたちゃんと纏めたい、な_(:3」∠)_

と、言うだけ忠勝。それじゃ駄目なんだ三成…。


2014/04/10 01:08



prevTOPnext



「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -