*すんません。かなりアレアレな感じです*


『…はっ』

なんでこんなことしてんだろ。

『っ…くっ…』

考えても考えても答えなんか見つからない。
頭の中でリフレインするなまえの声だけに全神経を集中させ、まるで獣のごとく自身を扱く。

『なまえっ…なまえっ…』

ふと何気なく撮ったなまえの写メを開きながらさらに扱く手を早めた。

『あっ…あっ…』

イクかイカないか。絶頂を迎えそうになった時。

ピンポーン

『んっだよ…』

せっかくイケそうだったのに…。

片付けもそこそこ、適当にジャージを引っ掛けながら玄関を開ける。

『どちら様で…』

「きちゃった」

少し斜め下を向けば、今までナニのおかずにしていたなまえがいて、背中から変な汗が大量に出てきた。
はにかみながら上がっていい?と上目遣いで聞かれ、そりゃもうイエスと即答したい所だが…。

『あー…その…』

今部屋に通すわけにはいかない。ちょっと玄関で待ってくれと言いながら急いで部屋を片付ける。背後から不振な視線を感じるが今はそれどころではない。

『お待たせ』

とりあえずヤバい物は全部隠したし、窓も開けたし、ファ○リーズも吹いたから大丈夫だろう。
お茶でも淹れようと台所に立ちながら、我ながら素早い行動力だったなぁと自負。

「カイジくん、ケータイ鳴ってるよー?」

『悪い今手離せないから…』

あ…。

「佐原くんからだから出とくね?」

あぁぁ!!

『なまえっ!ちょっと待っ!』

「えっ?あっ…」

そのとき、なまえに電流走る。

『…見ちゃった?』

待ち受け画像をなまえにしっぱなしだったのを今になって思い出す。しかも佐原からの電話は等にきれており、いっそ着信画面だったらよかったのになぁと嘆くも遅し。

「カイジくん…あの…」

『ど、どうした?』

下を向き顔を真っ赤にしているなまえが不謹慎にも可愛いと感じる。しかし、ここで抱きしめるのは違うだろうと頭を抱えていたら、おずおずと携帯を差し出された。

『…えっ?』

それはどう見たってなまえの携帯で…しかもその画面には気持ちよさそうに寝ている自分の姿が写っていて…。

「ごめんなさい」

『あっ!いやっ、その…ハハハ』

向かい合って正座をしながら、次の行動に出るまであと5秒。

【なんだ、両思いじゃん】