短文やら突発ネタ、あるいは他CPなどの雑多置き場。


某サイト様に触発されて安藤花が好きになってしまいアタマぼーんの結果
突然安田と花巻が結婚した、周囲が信じらんない!ダークホース!と騒ぎ立て…実際この二人はあり得ない組み合わせ(hapuのこの妄想の脳内設定ではね。安花は悲恋とか個人的に好きだ!)ではあったんで真相はと言うと、二人共藤ラブで藤との結婚願望底知れぬほどめっちゃあった(花巻は藤が許すなら安田殺してでも、安田は同性愛だから国外逃亡でも)が藤は家のために藤家に残らないといけないんで一般人の二人のどちらとも結婚なんて論外なんだと思い知らされて、でも二人を愛してるから二人以外との結婚も二人がバラバラに自分以外の誰かと結婚するなんて自分勝手だけど嫌だって暴露すると、それなら俺がお前のいつでも帰れる家を作っていてやんよ!なんて男前に言いだした安田だが花巻が”安田君と私が結婚したらいいじゃない”(そしたら互いに結婚せずに存分に藤とイチャつける。安田と新婚気分の生活する気はないが)なんて更に男前発言しちゃったもんだから早速婚姻届出して藤のためだけのマイホーム持って同居を始めたっていっても藤も半同居みたいなもんだから実質三人暮らしの世間体はよくないと分かっているが気にしないスルースキルと巧みな近所づきあいで乗り越えていく超絶ハートフル&安田(vs)花巻→藤すとーりー。



口調やら文体やらごちゃまぜですんません。
あり得ない設定繰り出してすんません。
同性愛キライな人はすんません。
花巻ちゃんは別に安田のことは好きでも嫌いでもなくどちらかというと同族意識くらいは持っているのかもしれない程度で、安田は多分恋愛対象としては見ていないでしょうが花巻は女の子としてはタイプなんで一緒にいると楽しいのかも。


ネタ 2010/07/01 (Thu) 15:30

怠惰の庭妄想にふけて次元の壁を越えたくなった結果

・藤7人×花巻7人になるわけで、本体にすごく影響される
・当人が両思い同士だと庭が繋がるって感じだといい
・世界的には基本藤の怠惰の庭みたいに和風な感じで、一部花巻の洋風が入って大正浪漫な空間

歓喜:ひたすら純愛ほのぼのハートフル物語を展開中の小学生スタイル。ただし節制の次に権力があるため、いざという時には小さいながら強かったりする。
憤怒:何だかんだ言って一番本体に翻弄されてる。実は一番R18に近い高校生CP。監禁愛。
慈愛:他の子たちに比べてファンタジーな感じで尚且つ慈愛故の悲しみを抱える天使。傷のなめ合い組。
渇望:幼稚園サイズ無邪気花巻×手乗りサイズやさぐれ藤。異色のCP。
勤勉:歳の差カップル。中学生花巻×小学生藤くらいだけどお互い真面目すぎて恋愛に発展しなさそう、と見せかけて密かに育む愛みたいな感じで。多感な年ごろなのに必死に繕う甘酸っぱい関係。
憂い:あ…うーん…。ゴメン、想像できない。あんなにてっぷりとした藤くんを妄想できない…泣。スリムになるために奮闘する元イケメン少年とネガティブ思考の上がり症少女が織り成す熱血ダイエット日記録!って、話進まねえわ。
節制:人格ないっていってたけど捏造せずにはいられない社会人風。全部知ってて、本体の成長のために隠してることが多々ある。アダルティーなはずなのに、憤怒にその株取られたー。どちらかといえば同僚みたいな感じ。


ネタ 2010/07/01 (Thu) 15:30

心はすでに嫉妬の嵐

ざわざわ、ざわめきが体内を乱雑にかき回して肌を無性に掻き毟りたくなる。この異物感を消して、でないと表情を保てない。にこにこ笑っていられない。ほら、口端がひくりと動いた。

「あーあ…、溢れちゃった…」

すでに起きてしまったことを口に出すと背筋がぞくりと粟立った。不快ではないその感覚に、もう一度その言葉を口にしてみたら、今度は何も感じなかった。おかしいな、もう一度。それでも体も心も反応しない。じゃあ今度は、思うように動けばいい。鉄パイプなんて今時そこら辺に落ちてなんかいないからスタンガンを用意した。痴漢撃退用のちょっと強力な電気をもったソレは手にすぐ馴染んだ。スイッチを入れるとバチバチ綺麗な電光が二つの電極の間を迸る。これを彼に近づく人全てに押しつけてやりたい。びくりと電気に硬直する体を想像すると愉快だった。

「ふふっ」

分かった。全て辻褄があった。欠けていたピースはただ一つ、自覚だけだったんだ。私は嫉妬してる。藤くん以外の藤くんを取り巻く人も含めて生きとし生けるもの全てが私の心をざわめかせる。落ち着く暇を与えてはくれない。でも消しても消してもきっと蛆のように現れる。藤くんは人を惹きつけるから仕方のないことだもの。

私が望むことはただ一つ、藤くんが私を見てくれたらいいなあ…って。


::::

花巻は結構病んじゃっても根本的にピュアでいてほしい。



藤花 2010/06/26 (Sat) 00:35

終わりと終わりと、終わり

妄言と虚像が現実になったその時、彼女は過去の彼女と決別した。いや、かろうじて残っていたモラルを消したと言った方がいいだろう。モラルは理性の一種。理性を失くした彼女はどうなったかなんて、誰も想像できないだろう。自分の意志ひとつ満足に言えなかったあいつが自分の欲望のためだけに他人を傷つけるなんてそれこそ考えられないだろう。でも俺は受け入れる。独占欲も嫉妬も懇願も欲情も全て、アイツが俺を囲ってくれるなら何でも捧げてやる。まるで主と従者なのに従者がいないと崩壊してしまう主。

「藤くん、藤くん…藤、くん…何処…?」
「花巻。ちゃんと捕まえてくれよ。でないと、俺は」

ふわり、暖かく柔らかい桃色の髪が額をくすぐる。この小さな腕の中にいると、安心する。肌を重ね合うと母親の胎内にいるような錯覚にさえ落ちることがある。俺は膝をついて縋るように花巻の腰を抱きしめて、花巻は立ったまま頭を抱きしめて互いにキスのできる距離にいる。きっと目が合ったら唇は温もりを与えられるのだろう。そう思うとこの温もりに身を浸しながら待つのもよかったけれどやっぱり待ち切れずに、首をのばして胸元にキスを落とした。
藤花 2010/06/26 (Sat) 00:34

クリアな愛はないものよ

「見つけた、憤怒の麓介」

俺の獲物のビニール傘を両手に抱えた俺と同い年に見える包帯を彼処に巻いた少女は頭か湯気が出てそうな面白い表情をして顔を覗き込んできた。だが無邪気に見えてこいつは”憤怒の美玖”だ。俺が苛立たしい時に暴力に身を任せるのと同じように”憤怒の美玖”も次の瞬間そのビニール傘をまるで刃物のように扱うかもしれない。

「なんだよ。また来たのか?憤怒らしくない”憤怒の美玖”が」
「美玖は…ムラがあるだけ」

無邪気なのは演技でもなんでもない。表裏の激しいなんてレベルではなく花巻美玖が感情を抑えきれなくなった分が”憤怒の美玖”に注がれる。だから普段のこいつは大人しい。それに花巻美玖が憤怒を見せるのはある条件がある。俺の本体である藤麓介の周囲に対して嫉妬を燃やす時だ。殺人衝動と似たソレはとてつもなく強く、爆発的な破壊力がある半面ムラがある。くすぶってくすぶって、時々火山のように爆発する。そうなると俺もこいつのエネルギーが切れるまで全力を出さざるを得ない。”歓喜の麓介”達にも”歓喜の美玖”達にも接触させるわけにはいかなくなるからだ。見境なく破壊衝動をぶつけるこいつは俺よりも質が悪い。

「これ、落としてたから持ってきたの」
「ん、サンキュ。…で、なんで隣に座るんだ?」
「…だって、そろそろ美玖が…」

暴走する。それを聞いて少し驚いてそれから納得した。こいつは自分が破壊衝動に突き動かされることを自覚していて、その上で止めてほしいらしい。この世界に暴走した”憤怒の美玖”を止められるのは俺しかいないから、何かを傷つける前に俺のところに来た。さっきまで自覚は無いと思っていたがどうやらそこまで都合のいいものじゃなかったらしい。罪悪感なんて感情の塊の俺達には似合わないのに、同情なんて知らなくていいモノなのに。”憤怒の美玖”の肌色が俺のものと同じに染まっていく。うずくまって浸食されていく彼女から少し距離を置いてビニール傘を一振り空中を裂く勢いで振るった。

「なぁ、”憤怒の美玖”!こんなこと言ったら悪いけどな、

俺は暴走してるお前のこと、結構好きだぜ!」


不気味に口元だけで笑う”憤怒の美玖”を力ずくで押さえつけて唸りながら抵抗する彼女に貪るようなキスをしたい衝動に駆られる。

殴っても蹴っても噛みつくようなキスをしても、暴走を止めてやれば彼女はまた俺を頼ってくれるだろう?

だから今日も、俺は彼女へ一方的な暴力を贈る



藤花 2010/06/26 (Sat) 00:34

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