時は戻らず 進む一方
僕らはそれに 規則的速度で背中を押された
時間軸 秒針が刻むことによる 出会いが 別れが
喜怒哀楽以外の感情を 教えてくれた

時は過ぎる また過ぎる 君を置いて まだ過ぎる
あの日で止まってしまった君の時間 進むことは もうない 二度と
時は過ぎる まだ過ぎる 僕を押して また過ぎる
その日に出会ってしまった奇跡達は 進むことを 促すだろう

「よく堪えたね」「よく生きたね」
嘗て誰かに言われた もしくは 先々言われるかもしれない 言葉に
僕は素直に頷けるかな? 意地を張らずに泣けるかな?
優しくなれたかな 僕は 強くなれたかな 僕はあなたに告げたい 「頑張ったね」
「よく堪えたね」「よく 生きてくれたね」

時は過ぎる 今も過ぎる 人と共に まだ進む
時に押され行き着く場所は みんな同じだね

「やっと逢えたね」「また遇えたね」
繰り返しの日常で 僕から 怯え苦しむ君にうたうよ 聞かせて
君が受けた現実全てを 心に潜む憂いも全部
優しかったんだ 既に 強かったんだ 君は
僕はあなたを助けたい 待っててね
やっと逢えるね まだ動くよ

二度と動かないと言った君の時間 違うよ 本当は動いていた
確かな音を刻んで 進んでいた 君は進んでこれたじゃないか
その心臓が鳴る限り 人は進み続けるものなのさ
だからね 君はね きっとね
涙を流していいんだよ…

ほらね 「やっと笑った」

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