はきだめ3

YOU

彼の仕事や生活に迷惑をかけないように、自分の素直な気持ちを必死に、声にしないように押し殺していた。「会いたい」なんて言ったら、きっと彼は笑ってくれるだろうけど、苦しめてしまう。


夢の物語

起きて、起きて。
さあ、楽しいことをしよう。
君はいい友達で手頃な関係。
でも僕は君の彼氏にはなれない。
もし空が飛べたら君の元に行くのに。
君は僕を秘密にしたがる。
そして君は複雑に笑う。
サヨナラを告げたのは君の方からなのに、どうして泣くの?僕はどうしていいのか分からなくなるよ。
もう起きないで、目覚めないで。
そうだ僕らは夢にいよう。
夢にいたら友達で手頃な関係だ。
僕は君の彼氏になろう。
だけどそれは夢だけだ。


あなた

生まれ持った正義感の持ち主で、賢く誰にでも別け隔てなく優しい。あなたは警察官がよくあっている。あの日、拳銃携帯命令が出た日。連続殺人犯を打ち殺したあなたは英雄としてみんなから讃えられた。だけどあなたは劣等感に苛まれていた。何度も夢を見た。あの日の夢を。スローモーションのような記憶。引き金を引いた指先の感覚。肩まで響く衝撃。腹まで届いた銃声。それらであなたは酷く苦しめられた。正義を自問自答する毎日。それはあなた自身の問題でもあった。あなたは何年も何年も苦しめられ、挙げ句首を吊った。あなたは何も悪くないのよ。あなたは組織に生きた人間。あなたこそ正義よ。


僕は些細なことで傷つくほど繊細で、今日と明日じゃ考え方が変わってしまうこともある。だけど君のことを本気で想うことは本当だから、分かってほしいんだ。








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