「僕、こういう事初めてですから…あんまり期待しないでくださいねっ?」

遊馬崎を上目遣いで見ながらそう言い放つと、話は終わりだと言う風に遊馬崎の自身を取り出しぱくっと口に含んだ。

「ふ…んん…」

どうすれば良いか分からずとりあえず、と竿を擦りながら先端をチロチロと舐めてみる。そして遊馬崎の反応を上目遣いでチラ、と確認する。

「いいっすよ帝人君…っ、あ…もうちょっと奧までくわえて吸ってみて、…そうっす…っ袋も弄ったりしてもイイっす」
「は、ひ…」

くわえたまま返事をし、遊馬崎の言うとおりに従順に奉仕を続ける。

「気持ちいいですか?遊馬崎さん…」

くわえたままそう聞く。遊馬崎はその言葉にハッとし、

「帝人君…メイドなんっすから、俺の事はご主人様、っすよー!」
「はぃ…ご主人様、気持ち、良いですか…?」

遊馬崎は言葉の代わりに帝人の頭を優しく撫でる。帝人はそれに満足し、奉仕を続ける。

「帝人君…っ俺、もう…っ!」

帝人の頭をそのまま抑えながら遊馬崎は達した。

「…っんぐ…っ!?っげほ!…かは…っ」

飲みきれなかった精液にむせてぽたぽたと口から漏れ帝人のメイド服を汚す。

「すみませ…っゆま…ご主人様…っ」
「大丈夫っすよー帝人君!つ、ぎ、はー!」

楽しそうに遊馬崎は帝人の腕を引きその場に立たせスカートに手をかける。帝人は一瞬反応を見せたが、遊馬崎のなすがままだ。
遊馬崎はスカートの中に手をいれ下着に手をかける。ゆっくりと下着を下ろし、つられながらナカのバイブもずるずると抜けていく。

「…っあぅ…」

バイブの抜けていく排泄感に帝人は膝を震わせる。その反応に遊馬崎は歪んだ笑みを浮かべた。

「抜けるのが寂しそうっすね?帝人くーん」
「そんな事っない、です…っあああっ!?」
「…嘘は良くないっすよ?」

帝人の言葉を遮る様にバイブをギリギリまで引き抜いていたモノを一気に押し戻した。
帝人は丁度良い所をピンポイントで擦ったのか嬌声を上げ口を半開きにしたまま荒い息を繰り返していた。

「帝人君?」

ペチペチと帝人の頬を軽く叩き此方に意識を向けさせる。
するとぽた、とスカートから落ちた白濁の雫に遊馬崎は気付く。

「あぁ…帝人君もイっちゃったんすね?」

そう言うと遊馬崎はバイブを抜き取り下着を取り去り床に投げる。

「じゃあ帝人君、これで最後っす。俺の上に乗って自分で動いて見せて下さいよ!!」
「はい、ご主人様…」

帝人は遊馬崎の上に跨り既にそぼ濡れた後孔に遊馬崎の自身を添え、ゆっくりとくわえ込んでいく。

「ぜんぶ、はいった…」

譫言の様にそう言うと帝人はゆっくりと腰を上下に振り始めた。

「ん…っ、くぅ…、んああ…!!」

ぬちゅ、ぬちゅ、と水音を立てながら激しく上下する。遊馬崎は動かず痴態を繰り返す帝人を見続けている。

「帝人君…」
「ご主人様ぁあ…っきもちっ、良い、ですかぁあっ?」

帝人は遊馬崎の視線に気付くと遊馬崎の唇にキスを落とす。

「あいしてます…ご主人様っ」

熱に浮かされ完全に快楽のみを追っている帝人は貪る様に遊馬崎の口腔内に舌を突き入れ暴れた。

「んん…っふむ…」

遊馬崎の口腔を蹂躙しながら夢中で腰を穿つ。だがどちらも限界に近く、遊馬崎も下から帝人の動きに合わせて腰を動かしている。

「く…っ帝人、く…もぅ、俺…っ」
「ご主人様っいっぱい出して下さい…っぁああ!!」

熱い飛沫が帝人の中に注ぎ込まれ、その感覚に帝人が遊馬崎の腹を汚した。


* * *


「帝人くーん…いい加減顔見せて下さいよー?」

布団を頭から被り籠城を決め込んでいる少年に必死に説得を続ける遊馬崎。

「嫌ですっ!!もう遊馬崎さんに見せる顔ありませんっ!!」

一夜明けて我に返った途端この有り様で既に一時間はこの状態だ。

「今からカウントとる間に出てこなかったら俺から行くっすよ?」

そう言って遊馬崎はカウントを始める。

「10、9…」

彼が帝人のいるベッドにダイブするまであと――…


尻切れ終了!!;
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