ぴしっ、ぱしっ、と乾いた音が部屋に響く。

「ぎ…っ、ひぐ…!ぐ、…あぅっ!」

後ろ手に縛られ膝だけをついて尻を高く上げている姿勢でひたすら帝人に鞭で打たれる。

「青葉君…これはお仕置きだよ?分かってる、よね?」

手を休めず背中、尻、腕、とバラバラに鞭を動かし続ける

「は、い…せんぱ、い…っぐ!!」

後孔に軽く蹴りを入れられ後の言葉は中断させられた。

「青葉君。違うよね?」
「はい…っ!ご主人様…っ」

「よくできました。…でも、こんな事する子はやっぱり悪い子、だね…」

帝人はちら、とテーブルに置かれた隠し撮りされた写真を見た。

「だから、お仕置きの時間だよ青葉君…」
「とりあえずだらしなく涎垂らしてビンビンに勃ってるこれは黙らしとかないとね?」
過度の鞭打ちと詰りに屹立していた自身の根元を紐で縛る。

「ひぐ…っ」
「それと」

一言付け足して床に落ちていた首輪を青葉の首へと取り付ける

「僕の家畜としての証だよ。青葉君。……何にやけてるの?変態。」

僕の家畜、の言葉に言い知れぬ繋がりを感じ青葉は恍惚の表情を浮かべる。それに対した帝人の侮蔑の一言にもぶるりと体を震わせる。

「青葉君って本当にマゾだよね?鞭で打ってもここおっ勃てて喜んじゃうし、踏まれても喜んでるよね?」

帝人はここ、と言いながら軽く自身を蹴り、ぐりぐりと尻を踏み体重をかける。

「ぐぅう…っご主人、さまぁ…っもっと、もっと踏んで、詰って下さいっ!!」

バイブがイイ所をかすり声を上擦らせながらも尻を揺らし帝人を求める
青葉の叫びに帝人はピクッと動きを止める。それに気づいた青葉はのろのろと帝人の方を仰ぎ見る。

「…興醒めだよ。家畜如きが僕に要求なんて、ね。僕の気が向くまでそのままの格好だよ。青葉君。」

そう言うと帝人は鞭を放り出し、バイブのメモリをランダムにセットし、青葉に背を向ける。

「ご主人様ぁっ!!すみません…っ!!お許し下さいっ!!」

ランダムに動くバイブを無視しながらふらつきながらも体を起こし帝人に追いすがる。
帝人は椅子に座り足元に追いすがる青葉に冷たい笑みを寄せる。

「そうだね…許して欲しかったら、分かってるよね?」
「はい…っ!」

青葉は徐に帝人に近寄り口で器用にベルトを外しズボンのジッパーを下ろす。そしてパンツを少しずらしぽろりと顔を出した帝人自身を待ってましたとばかりに咥内へとおさめる。

「ふ、んむ…ふ、うんん…、っ!」

後孔では変わらず強弱の波が激しい振動を繰り返している。
だが青葉は帝人自身を根元まで咥内で包み込み自身に吸いつく。まるで帝人の全てを吸い尽くすように裏筋や亀頭にも愛撫を施す。

「ふ、ぐ…ぅ…ご主人様さまぁ…っきもひ、いい…れふか…っ?」

帝人の様子を伺いながら口を休まず動かし続ける。

「ん…っくぅ…っ」

帝人は顔を真っ赤に染め口を抑え必死に声を抑える。その様子に青葉は帝人の精液をまだかまだかと渇望し更に根元から絞り取ろうとしゃぶりつく。
後孔の刺激と帝人の今にも果ててしまいそうな恥じらいの顔にどうしようもない快感が青葉を襲う。

「あぁ…っも、う!!だめっあああっ!!」

待ってましたとばかりに青葉は帝人から放たれた精液を最後の一滴まで残さないと言うように絞り取ろうと亀頭に軽く歯を立てながら吸い上げた。

「どうでしたか?ご主人様…」
「う、ん…はぁ…良かった、よ…」
「青葉君。…ここに座って。」

帝人は椅子から立ち上がりその椅子に青葉に座るように指示する。
青葉は逆らう訳もなく椅子に座る。その上に帝人は徐に跨り青葉の首に手を回す。そして青葉のそそり立った自身を自分の後孔にぬちり、となすりつける。

「ねぇ…僕のナカに突っ込みたい?青葉君…」

せき止めた青葉の自身から僅かに溢れる先走りのぬめりで帝人は自身の後孔をぬちぬち、と擦り付ける。段々解れてきたのか帝人が少し腰を下げるとすんなりとナカに入り込んでいく。

「せんぱ…ぃっ」

青葉の後孔のおもちゃの刺激と目の前で繰り広げられる帝人の痴態に青葉は帝人を無茶苦茶にしたい衝動にかられる。

「せんぱい…っ!僕、…っ」
「いいよ?上げる…」

ぬぶ…っと水音を出しながら帝人は青帝の自身に腰を下ろしゆっくりと受け入れていく。

「ん…っく、うぅ…んっ」

帝人がゆっくりと上下に動き擦り付ける。青葉も帝人のナカを堪能すべく下から懸命に腰を揺らす。
せき止められている自身には紐が千切れそうな程食い込んでいるが、それよりも目の前の帝人が遥かに魅力的だったのだ。

「青葉くん…ぼ、く…っもう!!あっ、ああ…っ!!」

帝人は青葉の腹に欲望を吐き出し一息ついて青葉から離れる。青葉も欲望を吐き出せぬまま絶頂を迎えたらしく荒く息を繰り返すのみだ。

「気持ちよかったよ、青葉くん。」

そう言うと青葉を拘束していた手の縄を解きバスルームへと帝人は消えていった。



尻切れ終了!!




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