七夕




レン「ねぇねぇ皆、今日は『七夕』なんだって!」

イツキ「タナバタ?なんだそりゃ。」

シグルド「そういえばもうそんな時期ですね。」

リジェ「七夕、よ。毎年7月7日に短冊に願い事を書いて笹の葉に吊すのが恒例になってるわ。」

タツヤ「へぇ、そうなのか。」

イツキ「なぁ、願い事って何でもいいのかな。」

レン「100%叶うわけじゃないんだけどね」

リジェ「お祈りみたいなものかしら」

レン「あそこに紙とペンが置いてあるよ、早速書きに行こう!」

イツキ「おぅ!」

タツヤ「行くか!」






イツキ「願い事か〜…何書こう。」

タツヤ「急に言われても思いつかねぇしな。」

フィア「(願い事…リジェと…)」

シグルド「リジェールは、何を書くか決まっているのか?」

リジェ「ふふ、内緒。」 

レン「えぇー気になるぅー」

シグルド「後で皆さんが吊した時に見れますよ」

リジェ「そういう事よ」

タツヤ「『リジェとお付き合いができますようにbyギガンテック』…これなら大丈夫だろ」

フィア「阻止(ビリビリ)」

タツヤ「うわぁぁぁぁなんて事するんだよぉぉぉぉぉ」

リジェ「容赦ないわねーww」

イツキ「タツヤざまぁwwwww」

シグルド「フィアさんに同意ではありますが(ゴゴゴゴゴゴ」

タツヤ「シグルドさんコワイ」

リジェ「それで?シグルドとフィアは何て書いたの?」

シグルド「俺は『リジェールとこれからも一緒にいられますように』。」

フィア「……(『リジェとレメンカを守れるよう、もっと強くなりたい』)」

レン「二人ともらしくてなんだかほっこりしちゃう」

イツキ「そういうレメンカは何て書いたんだ?」

レン「あっちょっまだ見ないでよ!;;」

イツキ「『今年こそ師匠のうなじ「キャァァァァァァァ!!」』………」

リジェ「レメンカ…貴女…」

レン「違う!違うの!!」

フィア「そんなレメンカも可愛いから問題ないよ」

レン「フィア…!(トゥンク」

タツヤ「そんで」

シグルド「イツキくんは、何を書いたんですか?(ヒョコッ」 

イツキ「あっちょっ待っ」

タ・シ「………」

タツヤ「ま、まぁおまえらしくていいと思うぜ?」

シグルド「イツキくん、せっかくですから本音を書いてもいいんじゃないですか?」

イツキ「いや、これ本音だよ?シグルドさん?その笑顔が逆に怖いですよ?」

タツヤ「(コクコク)」

シグルド「やだなぁそんな事はないですよ(ニコニコ」

リジェ「そんな事はいいからさっさと短冊を吊しちゃいなさいよ」
 
レン「それもそうだね」

フィア「リジェ…上に吊されたらリジェのが見れないよ」

リジェ「それでいいのよ」
 
タツヤ「オイ小せぇのイジメてやんなよwww」

イ・フ「黙れこの巨人」

タツヤ「ひどい!」
 
シグルド「まぁまぁ。リジェールも、皆の近くに吊せばいいじゃないか」

リジェ「まぁ、それでもいいけど。」 

レン「いいんだ…」

リジェ「見られて恥ずかしい事は書いてないわよ」

イツキ「リジェって字綺麗だよな」

リジェ「ふふっありがとう」

タツヤ「どれ、内容は…」

『これから皆と出来る限り、一緒に過ごせますように。』

レン「なんていうか…」

フィア「リジェらしいな…」

シグルド「いい事じゃないですか」

リジェ「ほらほら、さっさと部屋戻るわよ皆」

シグルド「そうですね」

レン「あ、リジェ待ってー」

タツヤ「ほらイツキ、置いてくぞー」

イツキ「お、おぅ今行く」















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