空を見上げてふと旦那に会いたくなるように
旦那も俺のことを思い出してくれていればいいのに
なんて
星に願ったって叶わないことなんてわかってるけど
会いたいと願う心は勝手に星に託す
けれど、もしこっちの旦那が前世の記憶をもってなくて、何にも縛られず今の生を謳歌しているなら
わざわざ俺が会いに行ってそれを壊すなんていうのは許されないから
そうやって何かにつけてはこの場で足踏みしているだけの俺はただの臆病者でしかなくて
やっぱり旦那に会いに行く資格なんてないな、とまた一つ星を数えた
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