「サンキュ、ジュリオ」
「はぃ、ぁ…別に、あなたの為にやったわけじゃ、ありませんから」
「…どしたジュリオ?」
「あなたの事なんて好きじゃな…ぅ」
「わー泣くなって!!いったいどーしたんだよ」
「ごめ、なさ…ルキーノが、こうすればジャンさんが喜ぶって…ツンデレ、というのが流行ってるからって……」
(あぁ、ツンデレだったのかアレ)
「ルキーノが?」
「はい」
(あいつまた余計なコトを…)
「でも、やっぱり俺には無理…です。ジャンさんにあんな事言うなんて…俺……」
「あー分かった!分かったから、もう気にすんなって。大体、俺にはそういう属性はない……筈」
「ホント、ですか…?」
「ホントホント。だから泣き止め、な?」
「はい!!ジャンさん…好き、です」
「おぅ」
(ホラ、ジュリオはこれでいいんだよ。分かってねーな、ルキーノは…)



‐‐‐‐‐‐‐‐‐
何となくジュリオにツンデレさせたかったんだ




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