※キセキ兄弟パロ




「皆、何で俺に彼女が出来ないのか不思議だーって言うんスよ?俺には黒子っちっていう心に決めた人がいるって言ってるのに!」
「僕たちは血の繋がった兄弟ですし、僕も君も男です」
「もしかしたら女の子かもしれないじゃないっスか」
「つい最近まで一緒にお風呂に入っていたのに、どの口が言うんですか」
「うぅー俺は黒子っちさえいればいいのにー」
「…僕達が兄弟であることは、変わらない事実なんですよ。忌々しいことに」
「ひどっ!」

まったく…ちゃんとわかってるんですかね。
兄弟であることが忌々しいと言った意味が。

「おい、ちょっと誰か涼太のやつを一発殴ってきてくれ」
「生憎、青峰は留守なのだよ…紫原」
「えー俺お腹空いて動けないしー」
「真太郎、その手に持っているものは?」
「今日のラッキーアイテムの釘バッドだが」
「GO」
「…兄さんは俺を犯罪者にする気なのだよ!?」

部屋の一角、賑わう兄たちに目を向ける。

「なんか兄さんたち楽しそうですね」
「…そっスね」
「…もし貰い手がなければ、仕方ないので僕がもらってあげますよ」
「黒子っt「じゃあ僕も」
「俺もー」
「皆がそう言うなら、俺も貰われてやってもいいのだよ」
「俺も頼むぜ」
「はぁ…それじゃあ今と何も変わりませんけど…仕方ない兄たちですね」

話に加わってきた兄達の言い様に、肩を竦めつつも柔らかく笑む。

「それはそうと、いつからいたのだよ、青峰」
「テツに呼ばれた気がして」
「(野生の勘か)」
「まったく、うちの兄弟たちは揃いも揃って末っ子に甘いな」
「赤ちんには言われたくねーし」
「皆、人のことを言えないのだよ」
「仲良きことは美しきかな…ってね」



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