風丸一郎太
『一郎太をみてると。ポカポカする!』
名前はニコニコしながら言った。
「どうしてだ?」
『雨の日でも一郎太の髪を見てると晴れだって思えちゃう!晴れだったらもっと晴れになる!』
俺はそんな名前の髪をくしゃっと撫でた。
『あと、一郎太の笑顔は、大好き!周りに花が咲いたみたいで!私も嬉しくなっちゃうんだ』
名前が太陽みたいな笑顔で言うものだから俺は顔を赤くした。
『だから。ずっと一緒に居ようね!』
ああ、もう俺は彼女に完璧に溺れてる。
でも名前になら溺れても良いかな。って。
今日の笑顔は快晴